「PSYCHO-PASS」第九話の感想です。



※ネタバレします。



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☆第九話「楽園の果実」の感想です。


前回の王陵璃華子による連続殺人事件。

被疑者である璃華子は行方不明となり、

その背後にいた「槙島」はわずかな音声以外

何の手がかりもない。

迷宮入りに近い状態。

そんななか、狡噛と朱は、臨床心理学の専門家である

雑賀教授を訪ねる。




えーっと・・・。

今回も面白かった・・・けど・・・特に感想は・・・ない。


会話が多い作品で、展開自体はゆるやか~なうえ、

事件もそこまで起伏に富んでいないので

感想がないのかな~・・・なんてちょっと思います。


んー・・・。

でもその長く続く会話も楽しいですけどね。

けど・・・感想は抱きにくい・・・。


今回も事件らしい事件は起こらず、

朱と狡噛の会話、

宜野座の事情、

槙島と全身サイボーグ化の社長?会長??の会話なんかが

主な内容でした。



幾つか面白い事象や会話がありました。


臨床心理学、特に犯罪心理を研究し、

プロファイリングの授業を行ったら、

受講者から潜在犯が生まれてしまった。

とか。



「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」

ってやつですね。

怪物と闘っていたら自分が怪物になってしまう。

人の心は愉快です。


また、全身サイボーグ化の社長だか会長だかの持論。

「色々な機器を自分の第二の脳のように使っている我々は、

既に全身サイボーグのようなものである」



確かに。

現実でも、もう手足のような、もう一つの脳のような、

ないと生活出来ない体と心の一部のような存在として、

携帯やらパソコンやらネットやら色々がありますね。

もし技術が進化していてサイボーグになれと言われたら

抵抗があるけれど、今現在、既に技術は手足のような

空気のようなないと生きられないもの。

それはサイボーグ・・・機械と一体になっているのと

どこが違うのか。

そう問われたら・・・うーん・・・。


そして、その彼の生きがい・・・というか、生活の指針?

「全身サイボーグ化によって体の永久的若さと健康は

手に入れた。次は心の若さと健康だ。

そのために狩りとして殺人が必要だ」



なるほど。

確かに体が老いずに健康も害さないと分かっていたら、

それに釣り合うような精神が必要ですよね。

それで人を狩りに・・・って殺人はダメですよ(笑)


しかし、体の健康が永久的に維持されると分かっていて、

心の健康も求める彼は生き生きしていていました。

ちらっと映った璃華子の父親と同じ「完全なる心の健康」

「ストレスフリー」「精神の清浄」を正攻法で求め過ぎた

人々は廃人、寝たきり生活、生きた屍だったのに。

殺人者であるサイボーグ会長があんなに充実して

溌剌と生きているのに、正当に他人を害せず

心の健康を求めた彼らは廃人・・・。

世の中は不合理です。

まひろー!

まひろー!!



そんな感じで。

特に事件や何らかの動きがあった話ではなかったけれど、
色々と考えさせられて楽しい話でした。


・・・けど、特に感想は、ない。



あー・・・。

槙島さんは相変わらず暇人だなあと思いました。

そんだけ。