「輪廻のラグランジェ」、
season1(全十二話)+season2(全十二話)
終了後の感想です。
※ネタバレします。
◎「輪廻のラグランジェ」
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千葉県、鴨川市。
京乃まどかは、この鴨川で女子高に通う、
電波な・・・いや、真っ直ぐで明るい少女。
彼女は高校でたった一人「ジャージ部」に所属し、
人助けに奔走する毎日を送っていた。
そんなある日、運命の出会いが訪れる。
謎の少女ランに連れられ、「ウォクス・アウラ」という
ロボットに対面するまどか。
そして彼女は、鴨川を舞台にした宇宙人同士の
戦争に巻き込まれ・・・るかと思いきや、
ジャージ部最高!
そんな話だった気がします。
もっと言うと、
まどかとランとムギナミがちょっと怪しい友情を
育みつつの鴨川で、
まどかが完全に危険な電波を飛ばしつつの鴨川で、
ランとムギナミの兄弟やら兄弟っぽいのやらが
絡んできて宇宙戦争になるかと思いきや鴨川で、
輪廻の果てがどうとかこうとかの壮大な話に
なってきて大変なことになったけれど、
鴨川でジャージ部最高!まるっ!
でした。
えーと・・・。
その・・・なんだ。
正直、鴨川押しがちょっとこう・・・やり過ぎだったの
ではないかと思ったり思わなかったり・・・。
実際、鴨川は良い所なんだろうとは思うし、
色々と事情はあるのでしょうけれど、
もうちょっと抑えてくれるといいのになーと
毎回思っていました。
あと、まどかの電波もちょっと危険な領域なんじゃ
ないかと思ったり思わなかったり・・・。
「真っ直ぐで明るく前向きなのよ!」
っていうよりも、
「現実的な思考が出来ない電波ちゃんなのよ!」
っていう印象で、
時々・・・大方、思考についていけませんでした。
まあ、それが良いといえば良かった時もあったんですが。
でも、なんか・・・主人公なのにまどかに共感するより
振り落とされる気分の時が多くて・・・。
それと、ロボ部分を楽しめばいいのか、
学園(ジャージ部)部分を楽しめばいいのか、
まどか達の百合・・・友情を楽しめばいいのか、
お兄様達の薔薇予定・・・友情を楽しめばいいのか、
戦争なのか伝説なのかファンタジーなのかSFなのか
それとも一切合財が鴨川なのかジャージ部魂なのか、
何を中心に楽しめばいいのか分からなくて、
ずっとおろおろしていました。
全部楽しめばいいのかもしれませんが、
なんとなく焦点を掴めなくてずっと困ってしまって
いました。
・・・うーん。
すみません。
色々と勝手なことをぐちゃぐちゃと。
まーでも、いつものことだし、いいか。
いいの・・・かな・・・?
えーと・・・。
そんな感じで、色々と引っ掛かってしまう部分があって、
何となく素直に楽しめませんでした。
が、しかし、それでも最終回はさっぱりした爽快な終わり
だったと思います。
何もかもが終結し、
ウォクスが開く輪廻による危機が回避され、
デメトリオとレガリテの関係も良好になり、
ランもムギナミもそれぞれの進路に進んだあと。
ずっと自らの進路を決めかねていたまどかは。
まどかは・・・
ジャージ部で宇宙に進出!
宇宙全体、まるっ!と人助けだよ!
ひゃっほー!!(アウラは自家用車代わりよ!)
みたいな、ね(笑)
いや、ずっと「ジャージ部」のような人助けをしていく
仕事に就くんだろうなーとは思っていましたが、
まさかジャージ部のまま貫くとは思いませんでした。
しかも、宇宙規模。
「国連?そんなものより商店街の手伝いが!」
流石はまどかさん!
ジャージ部魂、輝いてます!(笑)
でも、そうやって「ジャージ部」のまま、
いつでもどこでも自分らしく生きていくさまが
まどかにピッタリで、何だか観ていて安心しました。
ランやムギナミもそれぞれの道に進みつつも
ジャージ部を継続しているようで、
それもまた彼女達の距離や立場を超えた
強固な友情を感じさせ、とてもほっとした気分に
なりました。
良き友情、良き進路、良き未来。
そんな希望を感じさせて、爽快な終わりだったと
思います。
そんな感じで。
色々と引っ掛かる部分はありましたが、
最後まで観ると終わりはラグランジェらしくて、
まどか達らしくて、最終回後は明るい気分になれる。
そんな作品だった・・・かなー?と思いました。
あ。
あと、モイドさんは最終回手前、最終回が
本当に最高でした!
「誰でも良かった」とあっさり捕まったかと思えば、
急にプリン用意で特等席確保。
喜んでいたかと思えば、ジャージ部の歌に洗脳
され怒り心頭。
でも、「まあ次があるさ」と一瞬後には超ポジティブ
シンキング!
また二万年後とかですかね!?
頑張って健康維持しないと!
というか、あんたが「輪廻」とか伝説とかでっちあげて
たんですか!?
真面目に調査してたお姉ちゃんが馬鹿みたいじゃん!
そして謎の消滅(笑)
結局、最後まで何がしたかったのか不明。
神の声が聞きたかった・・・でいいのかな?
まあ、今となってはどうでもいいけど。
とにかく最後の辺りは笑いの提供に余念がなく、
本当に楽しませてもらいました。
モイドさん、どこ行ったか分からないけど、
まあプリンでもぐちゃぐちゃ食べて元気出して!
そんなわけで。
とにかくまるっ!でした。