「輪廻のラグランジェ seasson2」
第0話~第二話の感想です。
※ネタバレします。
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☆第0話「鴨川メモリア」の感想です。
第0話の感想・・・と言っても、
特に書くことがあるわけではありません。
0話は一期のおさらい用だったからです。
しかし・・・
そうだな・・・
知らなかったことが沢山分かったかな・・・。
「ウォクス」という特別な力を秘めたロボットを、
ノウムンデゥス財団の設立したファロスが持っていて、
ウォクスを狙ってくる宇宙人たちと戦っている。
そのウォクスの唯一無二のパイロットたちは、
まどか、ラン、ムギナミの三人。
ここまでは分かっていたんですけど、
それに加えて、
ウォクスが目的の宇宙人たちは
それぞれ幾つかの勢力に属していて、
ヴィラジュリオは宇宙義賊「キッス」のトップで、
彼はウォクスを破壊するのが目的。
だとか、
ランの兄・ディセルマインはレ・ガリテの国王で、
ウォクスを回収したいと思っている。
だとか、
キリウス、イゾ、アレイの三人はデ・メトリオの民で、
最初はウォクスを狙っていたけれど、
今は何故かウォクスを守ろうとしていて、
別に地球文化を知ろうと思ったとか女装メイド楽しいとか
そういう目的でいるわけではない。
だとか、
0話のおさらいで色々と分かりました。
ついでに、
ウォクスはパイロットの心をエネルギーにするため、
パイロットの心情によって暴走に至ることがあるが、
暴走とは別に花を降らせたり花を咲かせたりして
わあ・・・綺麗・・・とかいうものではなく、
宇宙の物理法則を書き換えて
輪廻の向こう側にふんちゃらかんちゃら・・・とか、
そういう物凄いものであるということ。
ということも分かりました。
・・・。
そうですね。
正直、一期で何を観てたんだって話ですね!
いやー、しかし、本編だけじゃなかなか分からなかったと
思うんですけどね・・・。
0話でアステリア様も「公式サイトで勉強しなさい!」
とか言ってたし。
いやいや、出来れば本編で分かるようにしてくださいよ。
頼みますよ。
年表とか用語解説とか覚えるの辛いんですよ。
もう年だし・・・。
そんな感じで。
今更にして色々と腑に落ちた0話でした。
☆第一話「おかえり、鴨川!」の感想です。
高校三年生の夏という人生の転機に差し掛かろうと
しているまどか。
しかし、この先、就職か進学かさえ定まらず、
ただ忙しさでランやムギナミのことを紛らわせる
毎日を送っていた。
そんな時、不意にランが鴨川に帰ってくる。
ディセルマイン率いるレ・ガリテと、
ヴィラジュリオ率いるデ・メトリオ。
この二国、というか、二星は戦争中です。
・・・あれ?
ヴィラジュリオってデ・メトリオの皇子ではあった
けれど、それは「元」で、今は宇宙義賊とかいう
ものをやってるんじゃなかったっけ??
今は単なる趣味の悪い荒くれ者じゃなかったっけ??
とか思ったけれど、きっと一期のどこかでデ・メトリオに
返り咲いたんだと思います。
多分。
なんかよく分からないけど。
この作品って漫然と観ていると、
こういうことがよく起こります。
っていうか、本編で言われてたっけ?
マジで?
まあ、それはともかく。
レ・ガリテとデ・メトリオは戦争中なわけです。
で、
ランは兄である国王ディセルマインの元にいて、
当然レ・ガリテ側。
ムギナミは恋するヴィラジュリオについていって
いて、当然デ・メトリオ側。
ということは、勿論二人は敵同士なわけです。
それはもう普通に敵同士なわけです。
仲良くなんてしようがないんです。
仲良くどころか会ったら命の取り合いが始まります。
戦争中ですから。
なのに、
「ラン!ムギナミも帰ってきた!」
と大はしゃぎでランに報告するまどか。
「どうして二人が戦ってるの・・・?
おかしいよ、そんなの」
と悩むまどか。
交戦中のランとムギナミのところへ
「私に無断で喧嘩するなー!」
と突っ込んでいくまどか。
予告で執拗に「喧嘩」と言い張って
絶体に譲らないまどか。
・・・。
・・・・・・。
まどかちゃんって・・・大丈夫なんすかね?
あの・・・戦争って意味、分かってますかね?
二人が敵同士って知ってはいるはずですよね?
まさか個人の喧嘩と同レベルで考えてるんですかね?
ていうか、どうしてもランとムギナミが戦うとか敵とか
そういう風になるはずないって譲りませんよね?
きっとどれだけ事実を眼前に突きつけても、
「いやあれは単なる喧嘩だ」と言い張って、
強力な自己暗示で目を逸らしますよね?
絶体にどうしても何があっても
「三人は仲良しなの!」って信じ続けますよね?
きっと二人が罵りあってても、戦ってても、
もしどちらかがどちらかを殺してしまっても、
「三人はずっと一緒だよ♪」って言いそうな・・・。
まどかに何かうすら寒いものを感じました。
あれはちょっと病的なポジティブさです。
というか、恐怖です。怖いです。
正直、彼女の狂気が何よりも恐ろしいです。
背筋が寒いわ!
ランはランで恐ろしいお兄様をお持ちのようだし、
ムギナミは元々ちょっと振り切れるタイプだし、
何だか二期は色々と荒れそうな気がします。
ていうか、まどかが怖い。
本当に怖い。
ポジディブ怖い。
☆第二話「鴨川ボーソービーチ」の感想です。
やばい・・・。
これはやばい・・・。
まどかの狂気が底なしにやばーい!!!
そんな感じで。
第二話は、
レ・ガリテ側の事情を背負うランと、
デ・メトリオ側の事情を背負うムギナミ。
その二人の争いに割って入ったまどかが、
二人を強制的に百合百合にもっていく話でした。
あ、あと、この二話でレ・ガリテとデ・メトリオの
戦争の理由が分かりました。
どうやら、この二つの星は、もうすぐ軌道がぶつかり
あってしまう運命のようです。
で、一応、国際会議というものを設けて、話し合いは
されるようですが、その裏でディセルマインお兄様が
デ・メトリオの消滅を画策。
まどかをレ・ガリテに引き入れて、アウラの力で
物理的にデ・メトリオを消しさろうとしているようです。
で、当然、デ・メトリオは反抗すると。
ほうほう。
これは戦争になるわ。
ていうか、思ったより多くの人の命がかかっているし、
深刻な状況だね。
で。
ランはまどかをレ・ガリテに引き入れつつも、
彼女が利用されないように守りたい派。
ムギナミはまどかをレ・ガリテから引き離して
守りつつも、デ・メトリオの邪魔になるなら
殺害しなければならない派。
うーん・・・。
そうかあ・・・。
個人ではどうこうしようもないし、
大変な状態だよねえ・・・。
と・こ・ろ・が。
まどかちゃんにはそんなことまったくもって
かーんけーいなーいのでーす!!
未だに、
そう今もって、
全く二人の争う理由が分からないまどか。
「喧嘩はやめろって言ってんでしょーがー!」
「そもそもどうして二人が喧嘩なんてしてるん
ですかあ~?」
田所さんの戦争の説明も右から左に流し、
個人の喧嘩だと決めつけたまま、
理由が分からないと首をひねり続けるまどか。
もう完全にフィルターがかかってます。
「二人が争う理由はすぐ解決出来るものだ」
「単なる些細な喧嘩だ」
というフィルターがかかってます。
それに反するものは一切受け付けません。
耳にも入りません。
そして、一人で何かを思いつき、
鴨川にすっ飛んで帰るまどか。
「ラン!」
「ムギナミ!」
嬉しそうに昔二人が使っていた部屋を開ける
まどか。
当然、帰っているだろうという期待の表情。
いや・・・帰ってるわけないでしょう。
戦争中なんですよというのは一切受け付けないん
でしたよね。そうですよね。
ていうか、戦争とかいう単語は絶対に何があっても
脳に届かないんでしたよね。
怖いわ、まどか。
しかし、まどかの狂気がこれくらいで治まるはずは
ないのです。
執拗に二人を探し、いないとなると、
今度は敵の大将であるヴィラジュリオに
直接お電話!
「あ、もしもし?鴨川の、京乃まどかですけど」
もしもし、じゃねーよ!
「ちょっとジュヴィ兄、そっちにムギナミ帰ってない?」
近所の友達のお兄さんへの電話じゃねーんだよ!
いい加減、分かれよ!
戦争なんだよ、戦争!!
星の命と国の命と人の命がかかってんだよ!!
とかいう、常識的な言葉がまどかに通じるはずは
ないのです。
ダメダメ、画面の前で我を失ってはダメ。
深呼吸しよう。すーはー。
で。
ぴこーん!
二人は鴨川にいるはず!
私の勘が言ってる!これは合ってる!絶対!!
という電波を受信したまどか。
学校のジャージ部の部室で話し合う二人をみつけ、
嬉しそうに飛び込みます。
そして、二人から争いの理由を聞かされ・・・
レ・ガリテとデ・メトリオの深刻な状況を聞かされ・・・
個人ではどうしようもないと聞かされ・・・
ランとムギナミの頭をつかんでちゅーさせる!!
は?
「そーいうことなら、大丈夫!!
二人のお兄ちゃんも仲良く出来る!
私がさせるよ!今みたいに!」
いやいや。
あの、申し訳ない。
どういう思考回路なのか説明を・・・
いや、いいです。
多分、分からないし。
ていうか、さり気なくディセルマインとヴィラジュリオに
BL的展開が待っていると匂わせるような・・・。
お兄様たち、ファイト・・・。
あー。
もう駄目ですね。
完全に飛んじゃってる感じですね。
ここらへんで私は諦めましたね。
まどかの正気を。
もういいよ。
分かったよ。
好きにするといいよ。
友達でも百合でもBLでも戦争でも喧嘩でも
ちゅーでもなんでも好きにすればいいよ。
逆にいいよ。
逆にこれで、
まどか様の電波がたのしーい!!
状態になってきましたよ、私も。
まどかと一緒に宇宙の果てまで電波解放!
そんなわけで。
まどか様の狂気は一味違うぜ!
楽しいぜ!
・・・な、状態に私もなってきた二話でした。
これからどこまでまどかの狂気の暴走が
続くのか楽しみです。