「Fate/Zero」第二十話の感想です。
※ネタバレします。
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☆第二十話「暗殺者の帰還」の感想です。
アサシン(マスター除く)、キャスター、ランサー陣営が
敗退し、残るはセイバー、アーチャー(時臣除く・・・)、
ライダー、バーサーカーの四組になった聖杯戦争。
表面上は戦闘小休止のなか、それぞれが密かに
活動を続ける。
そんな二十話・・・だったような。
今回は、派手な戦闘はほぼ起こりませんでしたが、
その代り、それぞれの事情や心境が色々と見られて
面白かったです。
まずライダー組。
彼らはウキウキピクニックを始めました。
というのは、ライダーの消耗が激しいことに気付いた
ウェイバーが、ライダーにとって一番良い地で休息を
とろうと考えたからのようです。
その際、本当は前からマスターである自分の魔力が
足りなかったんだろう、とライダーが隠していた事実を
看破するウェイバー。
あれ・・・何だかウェイバーちゃんがまたちょっと成長
してるような・・・?
段々マスターらしくなってきたような・・・??
ああ、でもでも、カイロとユンケルを大量に買い込んで、
山の中でドカ食い&飲みし、寝袋に入って芋虫みたいに
もぞもぞしてる可愛いウェイバーちゃんはそのままでいて
欲しい!
本当にピクニックに来た人がいたらビックリするだろうけど!
・・・何もない藪の中で一人寝袋に入り、ぶつぶつと独り言
を言う少年・・・・・怖い(笑)
次にバーサーカー組。
雁夜さんは帰省中です。
激しい戦闘で心身を酷使し傷ついた雁夜さんは、
実家でゆっくり静養するつもりのようです。
実家で、鎖に繋がれて、虫に腹をうごうごされながら、
手足を伸ばして静養中の雁夜さん。
そこへ父が来て、今までの苦労を労われました。
そして、これからのためにと父から優しい贈り物が。
「桜の純潔を最初に啜った虫」とやらを無理矢理に
食べさせられる雁夜さん。
パパ有難う、美味しい・・・わけないだろー!!
・・・間桐家はどうしてこうも荒んでいるのでしょうか。
あといつも暗い。照明的に。
最後にセイバー組。
切嗣が聖杯戦争を着々と勝ち進めるなか、
妻でありホムンクルスであるアイリスフィールの寿命が
尽きようとしていました。
切嗣の理想を応援し、共に追いかける妻アイリスフィール。
そして、いつも切嗣に影のように従う舞弥。
今回は、切嗣の側にいるこの二人の女性の、内なる魅力、
それから切嗣への愛情が切々と伝わってきた回でも
ありました。
聖杯戦争のために存在し、外の世界もほとんど知らず、
切嗣の理想も本当は分かっていないのかもしれないと
自嘲するアイリスフィール。
それでも切嗣の理想のために、娘のイリヤのために、
夫に聖杯戦争を勝ち抜いて欲しいと願うアイリスフィール。
そのためだけにしか生きられず、もうすぐ命が尽きると
分かっていながら、「幸せだよ」と切嗣に微笑む
アイリスフィール。
一方、切嗣にいつもひたすら従う舞弥。
拾われる以前のことはほとんど覚えていない舞弥。
生きる理由も、目的も、名前も何もかも切嗣に与えて
もらったため、切嗣に従うことが全てな舞弥。
切嗣に道具のように使われることが生きることと同義な舞弥。
愛情の示し方は違い、立場も違うけれど、
確かに二人とも深く切嗣を愛しているのが伝わり、
その二人が静かに互いのことを会話している場面では
何だか言い表せないしんみりした気持ちになりました。
なりました。
なったけど・・・。
そのあと、襲撃にあって舞弥が瀕死の状態にあった時の
切嗣との会話が・・・。
舞弥「駄目だよ・・・泣いたら・・・」
「それは・・・奥さんのために・・・とっておいて・・・」
切嗣「僕は・・・!」
どう見ても愛人!
いけない関係だわ!
ただれてる、ただれてるわ!!
悲しいけれど、ちょっと微妙な気分になる舞弥さんの
最期でした。
そんなわけで。
愛人死亡、本妻誘拐中の切嗣さんは、
次回は妻を助けに行く・・・と思われます。
あーでも本妻もそろそろ寿命が近そう。
でも後は相性の合わないセイバーしか残ってないよ・・・。
切嗣ハーレム危うし。