「HUNTER×HUNTER」30巻の感想です。

疲れてるので適当に。


そういえばアニメはどこまでいったんだろう・・・?



※ネタバレします。


◎「HUNTER×HUNTER 30」

HUNTER×HUNTER 30 (ジャンプコミックス)/冨樫 義博
¥420
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「ミニチュアローズ」の爆発で瀕死の重傷を負い、

部分的に記憶障害を起こした蟻の王メルエム。

プフとユピーにより体は再生したものの、

何よりも大切にしていたコムギの存在を忘れてしまう。

その王に、プフはコムギを始末するチャンスと、

時間稼ぎのための勝負を持ちかける。

王はその勝負を受け入れるが、自身が勝った場合、

プフが秘密にしていることを話せと命令した。


ここまでが29巻の内容だったと思います。

刊行速度が・・・なので思い出すのも一苦労です(笑)


で、30巻は、

「何か大切なことを忘れている」と思いつつも

相変わらずコムギを思い出せない王と、

どうしても王にコムギを思い出させたくないプフと、

コムギを交渉材料にしたいハンター達、

奇跡の一言を絞り出したウェルフィン、

そして薔薇の毒に侵されて命が短いことを知る王と、

それぞれがそれぞれにてんやわんやの巻でした。

そしてキメラアント編の完結でした。


あ、ゴンさんは重症です。

どうやら入院して生死の境をさまよってます。

だから今回はほぼ欠席です。


そんな感じで。


まあ色々あったんですが、

結局、


メルエムとコムギはら~ぶらぶだもんねっ♡♡♡


という、そういう内容だったと。

そう・・・思いますけど・・・どうかな??


いやしかし、真面目に王とコムギの恋愛は、

ライバルであり友人であり母子のようであり

恋愛のようであり悲恋のようでありと

色々と含んだ大恋愛だったと思います。

感動的だったと思います。


二人の最期のやりとりは胸に迫るものがありました。


コムギ「ワダすは きっと 

     この日のために生まれて来ますた・・・!」


メルエム(・・・そうか 余は

       この瞬間のために生まれて来たのだ・・・!!)


から始まり


メルエム「ありがとう」


コムギ「こちらこそ」


の流れ。


具体的に言葉にしなくても深く通じ合っている大恋愛で、

しかし同時に後少しで二人とも死んでしまう大悲恋で、

でもこの瞬間が生涯で一番幸福な時間というこの感じ。

とても感動的でした。


しかし。

この二人の大恋愛の結末のために

どれだけ多くの人と蟻が死んだのか・・・。

・・・。

まあ、いいや。


えーと。

こうしてキメラアント編は王が死に、

蟻達の組織は崩壊、

蟻達はそれぞれの選択をして生きていき、

ハンター達も撤収、

世間には都合の良い報道がされる、

と、こんな感じで完結しました。


色々あって色々面白い所はありましたけれど、

このキメラアント編は、

愛によって人間のような感情を知るキメラアントの王と

愛によって修羅のような感情を膨らませていくゴンの、

その対比が一番面白かったと思います。

あと駄目な男にどうしても尽くしてしまう女のような

可哀想なキルア。


で、最後の方は新しいエピソードが始まっていました。

ネテロ会長がお亡くなりになったので、次の会長を

決めようという、ハンター協会を挙げての選挙です。

まだまだ開始されたばかりで全然何とも分かりませんが、

とりあえずジンが単純とみせかけて相当な食わせ物だと

いうことだけは分かりました。

あ、あとパリストンがうざいということも分かりました。


あーうざい。

うざいよパリストン。


ていうか、キメラアント編の時に

こいつらは何をしてたんですかね・・・??