「Fate/Zero」第十六話の感想です。
ちょっと眠すぎて日本語が怪しいかも・・・。
※ネタバレします。
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☆第十六話「栄誉の果て」の感想です。
切嗣との戦いで、魔術師としては致命的な損傷を負った
ケイネス。
元々ランサーへの魔力供給はソラウが行っていたため、
聖杯戦争からの脱落は何とか免れたが、その状態が
マイナスに働き、現在はそのソラウに令呪すら奪われて
しまっている。
しかし、彼はまだ諦めてはいなかった。
キャスター討伐による褒賞として令呪を得た彼は、
勝利に向かって再び歩み始めようとする。
意外とケイネス先生が元気そうで安心しました。
魔術師として駄目になり、
体も思うように動かず車椅子生活、
可愛い許嫁はイケメンサーヴァントに夢中で、
令呪も奪われる。
何かもうプライドがずたずたで立ち直れないんじゃないかと
心配してましたが、結構不屈の精神で頑張っていて
安心しました。
でも、意外とメンタルは大丈夫そうで、
再戦に向けて歩み始めてはいましたが、
一番の問題は解決されていませんでした。
そうなの。
ケイネス先生のところは内情があれなの。
昼ドラなの。
ドロドロの愛憎劇なのよ~!!
ケイネス先生は若くて可愛くて優秀なソラウさんが好き。
ソラウさんは顔が輝いてるランサーが好き。
ランサーはケイネス先生をマスターとして忠義を貫きたい。
三者三様の一方通行片思い。
そして、ドロドロ昼ドラ状態へ。
これがケイネス先生のところの一番の問題。
早急に何とかしないといけない問題。
・・・だと思うのですが、
現在もそれは全く解決されず、それどころかより根深く
こじれにこじれてドロドロになってました・・・。
ソラウは「令呪がないとランサーに鎌ってもらえないの!」
とか泣き叫びながら切嗣の所へ誘拐され、
ケイネスはソラウの誘拐とソラウの心変わりについて(何故)
ランサーを罵倒したいだけ罵倒し、
流石のランサーもマスターに前言の撤回を求め苛々する。
ああ、もう駄目ですわ。
おまけにソラウが誘拐されて、一刻も早く救出しなければ
ならない緊急事態なのに、マスターの汚さに鬱憤が溜まった
ランサーはセイバーと騎士道最高!と戦い始めてしまうし、
それを見たケイネスは騎士道なんてどうでもいい!
馬鹿かあいつは!と余計イライラするし、
なんかもう、どうしようもないね!
でも、大丈夫!
そんな
「騎士道!?高潔な精神!?そんなものは聖杯戦争を
勝ち抜くためにはゴミ屑同然だよ!ていうか早く捨てろ!」
なケイネス先生のために、同じ思いを抱いているだろう
お友達が訪ねてきてくれましたよ!
はい!
ソラウに銃を突きつけた切嗣さん、登場!
高潔な精神やら誇りある真っ当な勝負やら、
そんなものクソ喰らえな切嗣さんなら、
ケイネス先生も納得の汚い手法で戦ってくれるね!
・・・。
えーと。
まあ、そんなわけで。
ケイネス先生のところは敗退しました。
切嗣がソラウを人質としてケイネスと交渉。
これから先、ケイネスとソラウを切嗣が害することは
不可能と誓約する代わり、ケイネス側の全ての
令呪の力でランサーを自害させる。
この取引によりランサー死亡。
そして、切嗣が害することは不可能なため、
舞弥がケイネスとソラウをさくっと殺害。
流石ですね、切嗣さん。
汚い!卑怯!外道!
これなら騎士道に飽き飽きのケイネス先生も納得ですね!
・・・かなあ??
それはどうだか分かりませんが、
私は今回、切嗣について少し分かって納得しました。
切嗣は人殺しや戦争は外道の所業だと思っているからこそ、
割と自発的に外道に突き進んでるんですね。
だから「高潔な勝負」やら「騎士の誉れ」やらと綺麗な言葉で
飾って誤魔化して人を殺すセイバーが許せないと。
だから会話もしないと。
何が「英霊」だと。
自分は外道だと分かっているから外道らしくしているのにと。
・・・ほっほう。
意外と根はピュアなんですね、切嗣は。
性根は腐ってるけどピュアなんですね。
そして子供なんですね。
嫌だから会話しないとか(笑)
うーん・・・。
しかし嫌いじゃない。
むしろ好きだ。
ていうか、彼とは話が合いそうだ。
自ら外道に突き進む馬鹿なところとか。
分かる気がする。
しっかし、それにしても、
最後のセイバーの
「本当は正義の味方になりたかったんでしょ?」精神攻撃は
キツかった(笑)
意外と一撃必殺で刺しにいくんですね、セイバーさんは(笑)
あの攻撃はキツいわ~。
で、こんな感じでケイネス陣営は脱落しましたわけですが。
今回はとにかく何よりもランサーが不憫でなりませんでした。
マスターには恵まれず、
忠義を尽くしたいという願いも叶えられず、
セイバーとの勝負もつけられないまま、
卑怯な手によって誇りを踏みにじられて果てる。
・・・可哀想に。
最期なんて血の涙を流しつつ呪いの言葉を吐いて
消滅してましたもんね。
あの清潔な精神の持ち主が。
・・・可哀想に。
あれじゃ悪霊になっちゃうよ。
悪霊になって死んだあともケイネスとソラウの魂に
祟って付きまとって永遠に・・・
駄目だ、ソラウ大喜びだ!
・・・そんな、ランサーがどうしても不憫な回でした。
可哀想な人だ。
イケメンだったばっかりに。
顔が良かったばっかりに。
美形で性格も良くて人の許嫁をくらっとさせてしまった
ばっかりに!