「未来日記」第二十五話の感想です。



※ネタバレします。



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☆第二十五話「リセット」の感想です。


三周目の世界で戦う由乃と雪輝。

ムルムルとみねねもそれに加わる。




由乃は、二周目の雪輝と三周目の自分を殺して、

三周目の雪輝と新しくサバイバルゲームを始めたい。


雪輝は、二周目の由乃をどうにか説得して二周目の神にし、

三周目の世界はそのままにしておきたい。

(ん?あれ?二周目で終わったら、過去である三周目の

世界って存在しなくなるの?どうなるの?・・・まあいいか)


ムルムルは由乃の使い魔なので由乃の味方。


みねねは何となく雪輝の味方。


こんな感じで由乃&ムルムルVS雪輝&みねねの戦いが

繰り広げられました。


凄い戦闘物でした(笑)

特にムルムルとみねねの戦いは人外の戦いでした。

どっちも神の力を使っているから正しく人外なんですけど。

いやしかし、今までのサバイバルゲームで

人間たちが人間に出来るように(一応)戦っていたので、

別作品のように感じられました。

何かもうサバイバルゲームとかどうでもいいんじゃないかな?

この戦いの結末によって、ムルムルかみねねかが神に

なれば。

由乃と雪輝?

あいつらは別次元にでも放り込んでおけ!

別次元で永遠にいちゃいちゃしてろ!


などとちょっと思いましたが、

まあそういうわけにもいかないんでしょう。


愛し合っているのに戦わなければならない。

その由乃と雪輝の姿が切なくて感動的でした。


「僕は抗って届く奇跡があるなら見てみたいんだ」

「大丈夫だよ、由乃。僕が必ず守る。君を愛しているから」

「愛しているからだ!」

そう言って由乃に立ち向かっていこうとする雪輝の姿。

過去の誰とも関わりをもとうとせず、どの選択からも

逃げようとしていた雪輝とは全く違う、毅然としたその姿、

その深い愛に感動しました。

成長したな、雪輝!


一方の由乃も。

雪輝を愛しているから殺す。

でも、愛しているから殺せない。

その逡巡に戸惑いに感動しました。

特に雪輝がムルムルの攻撃に傷ついた時、

未来日記に表示された「どうしよう!心配だわ!」、

「助けなきゃ!」「守ってあげ」の言葉。

それを見て「これは自分の気持ちじゃない!」と

懸命に否定しつつも動揺してしまう由乃の姿に、

狂ってはいるけれど深い愛を感じました。

1ミリくらいはまともになれたかな、由乃!


しかし、切ない二人だ。

どっちも頭おかしいけど。



結局、二人の戦いは、由乃が「愛しているから雪輝を

殺せない」と悟り、雪輝を幻覚世界に監禁することで

一応終わりに。

しかし、まあ、これから当然幻覚をぶち殺すんですよね?

雪輝君!

ていうか、即効でで幻覚世界に馴染んでんじゃないよ!


・・・そんな二十五話でした。

次は最終回です。

どんな終わりか不安で楽しみです。