「Fate/Zero」第十五話の感想です。
※ネタバレします。
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☆第十五話「黄金の輝き」の感想です。
マスターである龍之助が死んだ後も
暴走を続けるキャスター。
無限に再生を続ける巨大生物と成り果てたそれを
消滅させるのは並大抵ではない。
しかし、セイバーにはその力があった。
だが、現在はランサーによって受けた呪いで
その力は使えないでいる。
セイバーの隠していた本領発揮の回でした。
おおお、セイバーかっこいい!
大量の光を身に纏って放つセイバーは、
美しく力強く、とても魅力的でした。
強く儚い乙女って素敵・・・♡
しかし、今回はセイバーだけでなく、
他のサーヴァントも皆それぞれ魅力的でした。
巨大生物を何とかの結界で足止めするライダーも、
セイバーの力を知って即座に槍を折るランサーも、
さり気なくバーサーカーを撃ち落としてくれるアーチャーも、
みんなそれぞれ素敵で、
そして本来なら敵対するはずの彼らが一致団結して
キャスターに向かっているその構図に、
とても胸が踊りました。
みんな、かっこいいよ!
しかし。
バーサーカーは一体何がしたいのか分かりませんでした。
何故か急にセイバーを撃ち始めて、いやいや今やっと
キャスターをどうにかできるところなのに何この人と、
すごくやきもきしました。
マスターの雁夜さんも酷いことになってたし・・・。
ていうか、本当に魔術に向いてないよね、雁夜さん・・・。
殺意だけは誰よりあるのに、才能がなかった・・・切ない。
いやいや、バーサーカー達は置いておいて。
サーヴァント達がそれぞれかっこよくて素敵だったという
話でしたね。
皆、それぞれ力を出し合って、それぞれに見せ場があって、
熱い戦闘だったと思います。
ま、何と言ってもセイバーが一番だったですけど!
きゃー、セイバー!!
でも、エクスカリバーの途方もない力を見たライダーは、
セイバーのことを痛々しいと言ってましたね。
「ただの夢見る小娘」が、人間には過ぎる「理想などという
呪い」を背負わされて、「眩しいがゆえに痛々しい」と。
そうですね。
セイバーの理想は決して実現出来ない高みにあるもので、
追っても追っても追いつけることはなく、追っているうちに
自分が破滅に追い込まれる。
そういうものかもしれませんね。
でも、
だからこそいいんじゃないか!
理想という輝ける呪いに侵されて、
次第に自分が破滅の暗黒に堕ちていく。
そういう人間の姿、最高だと思わないかね!
んもう、分かってないな~、ライダー君は♡
とか思っていたら、
ギルガメッシュ様が、
「なればこそ愛いではないか」
「あれが抱いていた身に余る夢は、きっと最後には
抱いた当人をも焼き果たしたに違いない。
その散り際の慟哭の涙、
舐めればさぞ甘かったであろうな」
とか、大体似たようなこと仰っていて、
うげえええええ!!
となりました。
やだー!
ギルガメッシュ様と同じ思考しちゃった、やだー!
うえー!
あんな金ピカで絶対に地面には立たない謎のプライドを
持ってる全ての宝は俺の物ジャイアンと一緒の思考とか
やだやだうええええ!!
・・・私のかよわい心は酷く傷つきました。
いや、まあ、でも一期の時から薄々はギルガメッシュ様の
愉悦の何ちゃらとは気が合いそうな予感はしなくもなかっ
たような認めたくないような・・・。