「LAST EXILE 銀翼のファム」第三話の感想です。
※ネタバレします。要注意。
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☆第三話「Light square」の感想です。
亡国の姫となったミリア。
その彼女が悲しみと怒りを乗り越える話。でした。
国を失い、父を失い、姉もまた救出出来ずに、
一人残されたミリア。
その動揺は見ていて辛く、
もどかしいものがありました。
姉の救出を諦めたことでファムを責め、
姉の思い出の品を取り戻そうと
操縦出来もしないヴェスパにしがみつく。
ミリアの状況、心境を考えれば仕方のないことですが、
辛さを空賊達にぶつけるのはお門違いです。
そのミリアに対し、ファムが取ったのは、
「自分がミリアの翼になる」という方法でした。
ヴェスパを操縦して思い出の品の返還に協力し、
ミリアの気持ちを尊重する。
それから、「迷う翼は風が支えよ」という言葉と共に、
自分も助けられたという過去を話す。
このやり取り、何だか心に沁みました。
ただ叱咤するのではなく、
無闇に優しさを振りまくのでもなく、
寄り添うように自然に支える。
ファムはとても良い子だと思いました。
そして、ファムの優しさに触れ、
素直に謝ることの出来るミリアもまた。
そんな二人が雲の上を飛んで、
空が夕闇の紅から藍に沈んでいく。
あの場面は見ていて心が落ち着き、
静かな何かに満たされたような気持ちになりました。
何か・・・何だろう。
優しさのような嬉しさのような・・・
上手く分からないけれど。
良い話だったと思います。
皆、それぞれに思いがあって、事情があって、
夢や目標や望みがあって。
今、生きている。
それは多分、非情に見えるアデス連邦の人々にも
当てはまるのでしょう。
どうにもならない世界の事情があるのでしょう。
その世界の中で、ミリアやファム達がどう生きていくのか。
これからその姿を見ていくのが楽しみです。
まー。
でも。
ミリアがファムを責めたのは本当に理不尽だよね。
だって、
いきなり太陽の如く発光しだしたお姉さまを助けろとか
言われてもどうしようもないもんね。
どうすれば良かったの。
あの太陽のような強烈な光を放つお姉さまを
ピカピカさせながらヴェスパで運べばよかったの??
あ。
あと、アデス連邦の人達、
もしかして国民総ロリコ・・・ううん、なんでもない。