「未来日記」第一話~第二話の感想です。



※ネタバレします。要注意。



◎「未来日記」

未来日記 Blu-ray限定版 第1巻/富樫美鈴,村田知沙,土門仁
¥6,720
Amazon.co.jp



☆第一話「サインアップ」の感想です。


毎日毎日、その時あった出来事を、淡々と携帯に

書き込むだけの「日記」をつけている主人公・天野雪輝。

友達は、空想の中の神「デウス・エクス・マキナ」のみ。

毎日携帯と向き合い、空想の中でのみ友達と会話する

彼は、ある日、デウスに「未来日記」を渡された。

携帯画面に書かれた未来の出来事「未来日記」に

興奮し、舞い上がる雪輝。

しかし、それは恐ろしいサバイバルゲームの始まりだった。




そんな話・・・かしら?


空想の神しか友達がいない・・・。

雪輝・・・寂しい奴・・・。


と思っていたら、どんどんと友達が増えました。


殺人鬼は追っかけてくるし、

ヤンデレは追っかけてくるし、

デウスが他の友達も沢山紹介してくれて、

「皆で雪輝を追っかけて(殺して)あげてね☆」

と、プッシュしてくれるし、

これでもう寂しくないね、雪輝!


と思ったけど、


殺人鬼に追われている時に、グッドタイミングで

「未来日記」を持った少女が現れて、

その少女の未来日記が「雪輝の未来を知る」ための

未来日記で、

雪輝の未来を10分間隔で追っているから

雪輝を助けてあげると言い出して、

実際に殺人鬼から助ける策を授けてくれて、

しかも、

ヤンデレで同級生で美人で学校中の憧れの的で、

そんな彼女が追っかけてきていきなりキスしてくれて・・・


ああ、雪輝、空想は程々にしたまえよ!


・・・と、思いました。


雪輝の空想の神が現実に現れたんじゃなくて、

雪輝が現実から空想に入り込んじゃったんだよ、きっと。

うん。多分そうだ。きっとそうだ。





☆第二話「契約条件」の感想です。


12人の「未来日記」所有者が、神の座をかけて

繰り広げるサバイバルゲーム。

所有者の内の一人、サードが死に、残りは11人

となった。

サードの死を追って現れたナインス・雨流みねねに

ファーストだと見破られ、命を狙われる雪輝。

同じく未来日記所有者の由乃と共に、

必死にみねねの攻撃から逃げ回るのだが・・・。



そんな二話でした。


雪輝さんの駄目っぷりと由乃の狂いっぷりが

輝いていました。


みねねにちょっとつつかれただけで、

すぐファーストだとバレるほど動揺する雪輝。

命の危機をまたしても由乃に救ってもらう雪輝。

助かるために由乃を利用しようと決める雪輝。

利用するからにはキスぐらいしてやるよの雪輝。

ヤンデレストーカー美少女にキスしてやるよの雪輝。

学校中の憧れの的の才色兼備美少女に

好かれちゃって好かれちゃって困るなぁ~。

本当は迷惑なんだけど、さっ。

でも、まあ助けてくれるし、キスくらいならしてやるよ。

ほらほら、な雪輝。


こいつは・・・。


そして、途中ではっと気づく雪輝。


「駄目人間じゃん・・・僕・・・」


今、気付いたのかよっ!

一話目の最初から知ってたよ!

空想の友達の時点で気付いてよ!!


・・・本当に駄目だなあ、雪輝は。


しかし、駄目も中途半端でもっと駄目。

雪輝よりもっともっと駄目な私を見習いなさいよ。

人と関わることより寂しい方を選択していると

私はとうの昔に知っていて諦めているよ!?

だって人と関わる方が怖いもん!

寂しい方が優先されるじゃん!

当然じゃん!


・・・まあ、それはともかく。


そんな駄目人間・雪輝さんを盲目的に愛する由乃。

彼女の狂気が後半は輝いていました。


雪輝に利用されているのを知っていて、

守ると約束した由乃。

仲間だと雪輝に言った同級生たちが、

雪輝を拘束し、みねねに差し出すのを見て、キレます。


「死ね!死ね!みんな死んじゃえー!!

ユッキーを殺すものは全て死ねばいいんだー!!」


廊下大暴走。

そしてセンサーによって廊下大爆発。


おお・・・。

やるなあ、由乃さん。

ユッキーを害するものは例え友達でも死ねと。

やるなあ。


私、このヤンデレさん、好きかもしれない。


しかし、みねねはちょっと可哀想でしたね。

学校中に爆弾を仕掛けて一人テロなんて狂気、

誰も止められないだろー。はっはー。

とか思ってたかもしれませんが、

それを上回る狂気の人・由乃さんがいたんですからね。

人質とっても無意味でしたもんね。

由乃さんにとって人質はユッキーの敵、即ち死ね!

でしたからね。

あれだけの狂気がいるとは流石に予想外だったと

思います。

みねねの狂気も割と楽しかったですけどね。

でも、どうしても由乃の方が、ね。



そんな感じで。

キャラクター達の駄目さと狂気を堪能出来た二話でした。

これからあと8人もああいう濃いキャラが来るのかと

思うと、わくわくする反面、ちょっと疲れる気がします(笑)