「夏目友人帳 参」第十一話の感想です。



※ネタバレします。要注意。


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☆第十一話「映すもの」の感想です。


妖怪に取り憑かれた田沼を助けるため、

割れた鏡の欠片を集める夏目達。

その後編。





夏目の見ている世界。

妖怪が普通に存在する世界。

その異質な世界を、田沼が体感した話でした。


結果、大変なことになりました。

口からビーム!!

田沼ビーム!!

田沼砲、発射!!


ごめん、田沼。

爆笑した。


いや、でも、

家に訳の分からない妖怪が入り込んで来たり、

襲われたり、取り憑かれたり、頼まれごとをしたり、

日常空間に妖怪が普通に歩いていたり・・・と、

夏目が普段、話したがらない世界を体験出来たのは、

良い経験だったのではないかと思います。

田沼にとっても、夏目にとっても。


本当は、夏目が周りを信頼して話していければ

いいんでしょうけど、なかなかそうもいかないので。


今回のことで、田沼は夏目が話し渋る理由を理解し、

夏目は何も話してもらえないことの辛さを知り、

お互いにまた一歩近づけたのではないかと

思われます。


思われるけど・・・。


もうちょっと、こう、スピーディーにいくといいのにねえ。

もどかしい。

うーん・・・。

でも、このもどかしい人間関係が夏目らしくて

良いとも思うので・・・ああ、しかし。


しかし。


夏目の天然タラシ癖はどうにかならんのか!


夏目「ありがとう、タキ。もう痛くない」


ぐはっ!!

何だその優しい声~!

何だその柔らかい眼差し~!

一瞬、魂抜けたわっ!!

何でもない所でどうして急にフェロモン散布しだすの、

夏目は!?


恐ろしい奴だ。

本当に恐ろしい奴だ。

何が怖いって、妖怪より夏目だ。

金槌もって暗闇をうろついてる妖怪、より夏目だ

笑いながら死に誘う白い妖怪達、より夏目だ。

でもあの妖怪達は、自分たちの鏡を盗みに来た奴を

撃退しようとしただけだから悪くないと思うのに、

どうしてあんな悪い描かれ方・・・、より夏目だ。

そして、その夏目のフェロモンを普通に受け流す

タキさんだ。


あー、怖かった。


と、何故か夏目に打ち震えた今回でした。

あ、夏目と田沼はまた仲良くなれて良かったね。

・・・取ってつけたわけじゃないよ。ないあるよ。


あ。

今回はニャンコ先生・・・の子分たちが頑張ってましたね!

ニャンコ先生はいつになったら役立つの?