「夏目友人帳 参」第七話の感想です。


疲れているので適当に。



※ネタバレします。要注意。



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☆第七話「祓い屋」の感想です。


的場に捕えられた夏目。

森の中にいる、封印された強大な妖を、

彼が目覚めさせようとしているのではと考えた夏目は、

それを阻止するために森へ駆け込むが・・・。




というような七話でした。


何だろう。

とても面白かった。

的場さんが。


原作を読んだ時にはそこまで引っ掛からなかったんですが、

アニメで色がついて動いて話しているところをまじまじと

見ると・・・的場さんって面白いな。

どこが面白いのかはいまいち分からないけど。

何がそんなに面白いのか分からないけど。

何故か面白い。

見ていると笑いが込み上げてくる。


何だろう・・・。


別に頼んでないのに、眼帯の下を無理矢理見せようとしてくる

迷惑でお茶目な所?

「騒ぐなら騒げなくしますし、逃げるなら逃げられなくします」

という独特の言い回し? 

カジュアルでスポーティーな服装で弓矢を射ってくる所?


分からない。

分からないけど、面白い。


微笑ましい笑いを提供してくれる男、的場静司。

貴方は一体何なのさ。

愉快な人?愉快な人なの??


・・・そんなことばかり考えて見ていたので、

ストーリー自体の感想があまり・・・・・・。


えーと。

ストーリーとしては、

式である妖を餌にされ、怒りを持ち過ぎて

狂ってしまった元呪術師の女。

対照的に、妖を完全に物扱いして、餌にすることも、

邪魔ならば消滅させることも、一切躊躇わない的場。

その両者の姿を目の当たりにして、夏目が色々と

考える話でした。


的場は、夏目や名取とは違って、完全に妖怪を道具、

もしくはそれ以下と考えています。

でも、だからと言って的場は悪人というわけではなくて、

ただ単にそう考えて行動しているというだけの人です。

そういう思想の人もいる、というだけのことです。


一方、元呪術師の女は夏目と同じように、もしくは

それ以上に妖怪に情を移し、妖怪を自分と同じ物の

ように考えている人です。

しかしそれ故に狂い、復讐のために色々な物を

傷つけました。

でも、別にこの人も悪人というわけではありません。

そういう人もいる、というだけのことです。

起こした騒動の是非はともかく。


夏目はどちらかと言えば、勿論後者の方に共感する

タイプです。

実際、最後のモノローグもそうでしたし。

でも、この先夏目が妖怪と関わっていくうえで

ある程度の線引きは必要かと思われます。

あの女の人のようにならないために。

的場とは完全に相容れない。

でも、どこかで妖怪と距離を取らなければならない。

夏目の問題点がまた少し露わになった気がする、

今回の話でした。


まあ。

でも。

夏目が妖怪になるという選択肢もいいんじゃないかな!

猫目だし!

妖力あるし!(あった・・・よね?)

ニャンコ先生の背に乗って、全ての妖とお友達になって

一大派閥を築く夏目!

かっこいい!

・・・これを観る前に「ぬらりひょんの孫」を観たのが

間違いだった気がする。




ともかく。

名取さんが今回も名取さんで良かったと思います。

旅館の受付で猫と本気の喧嘩をする名取さん。

七瀬さんに「恥ずかしい奴」と鼻で笑われる名取さん。

結局、的場に見せ場を奪われる名取さん。

・・・ぷっ。

可哀想に(笑)