「TIGER&BUNNY」第十一話の感想です。
※ネタバレします。要注意。
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☆第十一話「The die is cast.」の感想です。
ジェイクの解放を求めるウロボロス。
市民が人質という事実を前に、ヒーロー達が手を出せず
苛立つなか、ジェイクの解放が決定される。
そんな十一話でした。
うーん。
正直に言うと。
この作品、回を追うごとに話の作りが・・・その・・・アレだと。
ちょっとアレだと思います。
でも何か好きです。
何だかんだで毎回楽しみです。
何でだろう。
たまにこういうのあるよね。
でも、楽しんではいても、やっぱり突っ込みたくなっちゃうのは
止められない・・・
この街の人たちってみんなおかしいよね!
今回は、今回も?、観ながらずっとそう思っていました。
大体、ヒーローTVなんて番組が普通に存在すること自体、
感覚がおかしいとしか思えないんですが、今回は更に
拍車がかかって異常でした。
テロリストに市民全ての命を握られた状態の街。
いつ街が崩壊するか分からない緊張のなかで、
待機場所に帰っちゃうヒーロー達。
待って、帰らないで!
せめて現場近くにいて!
たまに出動するものの、流れる呑気な娯楽風実況と、
律儀につけられるポイント。
やめて!
こんな非常事態真っ最中に娯楽を追求しないで!
この状態にヒーローに対して不満が高まるかと
思いきや、そんなに騒ぎも起きない街。
街頭テレビをぼんやり見たり、
ヒーローズバーで飲んだりしている人々。
余裕だな、おい!
一方その頃、ヒーロー達に支持を出し、この状況を
解決していくはずのお偉いさん達は、
会議室でいつまでも会議中。
いつまでも何も決まらない。
と、そこへ虎徹とバーナビーが乗り込む!
ついでにウロボロスの人もやってくる!
この会議室、いつでも誰でもウェルカム!なの!?
セキュリティ甘いなんてもんじゃない!
そして一人で乗り込んできたかと思ったら、
まんまと捕まってるウロボロスの人。
何しに来たの・・・。
そんなこんなでぐだぐだやってるうちに
決行されるジェイク解放。
全面的に飲まれるテロリストの要求。
しかし、ジェイクの気まぐれで市民の命は
引き続きウロボロスに握られることに。
騒然となる街。
ヒーローバッシングとパニックが巻き起こるか!?
と思いきや、バーナビーの過去を公にしたら、
みんな何だか同情してくれました。
余裕だな、おい!
ていうか、ヒーローズバーの人たち、ずっと飲んでるし!
危機感が欠落してる!!
・・・こんな感じで。
何だかしらないけど、シュテルンビルトの人々は
誰も彼もが感覚狂ってると思いました。
自分の命が危ない時でもみんなどこか抜けている。
・・・あれじゃないの?
いっつもヒーローTVとか放送してるからじゃないの?
日常的に非日常な空間に生きてるから、
感覚が麻痺してるんじゃないの?
罪深い番組!
とか、色々思いましたが、それはともかく
今回もバニーちゃんが素敵だったので幸せでした。
虎徹に取り乱したことを謝ったり、
「保身」といちいち突っ込んであげたり。
20年越しの復讐相手がすぐそこにいるのに
手出しが出来ない、という最悪の状況なのに
意外と冷静。
かと思ったら、急に限界に達してチャックマンを
ボコりだす!
と思ったら虎徹に宥められてすぐ冷静に戻る!
情緒不安定極まりない(笑)
いや、笑うとこじゃないけど。
でも、虎徹に言われてすぐ落ち着くさまが、
飼い慣らされた猛獣のように見えて笑えました。
虎徹さん、猛獣使い(笑)
そして猛獣な兎。兎なのに猛獣(笑)
そのうち虎徹さんが「バニー、お手!」と言ったら
さっと手を差し出すバニーちゃんが見られるんじゃ
ないかと思って、ちょっと期待してます。
そんな感じで。
折紙先輩の決死の覚悟が格好良かった十一話でした。