しばらく前に読んで、内容が朧気にしか思い出せない・・・。

ので、適当に感想を書きます。




◎「花巡礼」

花巡礼 第1巻 (白泉社文庫 か 2-33)/河惣 益巳
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花巡礼 第2巻 (白泉社文庫 か 2-34)/河惣 益巳
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この文庫版で全2巻?


第二次、第三次十字軍遠征の時代を背景に、

三人の女性の人生と恋を描いた作品。



世界史というものが分かりません。

全然分かりません。

ほぼ無知に近いです。


けれど、こういう作品を読むと、

世界史を勉強してみるのも悪くないかな~と思います。


三人の女性の人生。

翻弄される恋と生き様。

その表の(?)物語が面白いということもありますが、

常に裏で動いている時代の流れが魅力的だからです。


そして、三人の人生の側にいつもいる、

実在の女性、アリエノール・ダキテーヌ。

彼女のフィクションよりもフィクションのような波乱の人生と

奔放な性格は、時に共感、時に反感を抱かせる不思議な

魅力を持っていると思います。


コンパクトな大河ロマン。

そんな作品でした。