「TIGER & BUNNY」第一話~第三話の感想です。
※ネタバレします。要注意。
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☆第一話「All’s well that ends well.」の感想です。
「NEXT」と呼ばれる特殊能力者達。
彼らの一部(かな?)は「ヒーロー」となり、
日夜、都市の平和を守っていた。
スポンサーのロゴを背負い、
スポンサーの意向に沿って、
TVでエンターテイメントショーを演じるように事件を解決し、
人気を競い合いつつ。
・・・世知辛い。
そんな一話でした。
公式サイトを初めて見た時は、
「なんだこのヒーロー・・・。
スポンサーの広告塔として活動するとか、
人気取りに必死になるとか、何て俗物なんだ・・・。
ヒーローってそれでいいのか・・・」
と思いました。
でも、一話を観て感想が変わりました。
ごめんなさい。
ヒーローも大変なんですね。
人命のためと物を壊せば上司に怒られ、
会社には多額の賠償金が請求され、
気付いたらその会社も買収されて消滅し、
新しい上司は「嫌なら辞めていいよ」の一点張り。
離れて暮らす娘には容易に会えず、
似た年頃かどうかは分からないけれど
小さい子供に優しくすれば、
「このカードはいらないからあげる」
と自分のカードをお礼にもらう・・・。
うっ・・・。
辛い・・・。
世知辛い・・・。
「俗物ヒーロー、ふんっ」と鼻で笑う予定が、
胸に哀愁の涙が沁みる・・・。
何だろう、この切なさ。
オヤジの背中が滲んで見える。
ヒーローも大変なんだね。
色々と。
あたし、誤解してた。
ごめんね。
ごめんね、おっさ~~~ん!!
ていうか。
関係ないけど、
なんであの街の人達はあの街に暮らしてるんだろう。
いくらヒーローがいるからって言ったって、
毎日が犯罪エンターテイメントショー状態の街に
よく暮らす気になるものだ・・・。
一歩間違ったらすぐ死にそうな毎日なのに。
う~ん・・・。
スリルが足りないんだな、きっと。
「遊園地の絶叫マシン?
あんなものこの街じゃ赤ん坊の揺り籠代わりだぜ!
眠たくって仕方ないぜ、HAHAHA!!」
とかいう人達が暮らしてるんじゃないかな・・・。
多分。
☆「A good beginning makes a good ending.」
の感想です。
新しい会社で強引にコンビを組まされた虎徹とバーナビー。
そのニューコンビヒーローの初戦でした。
散々でした。
毎日が命がけ、なあの街の人々は、今回も命がけでした。
巨大石像が動いて、街を破壊。
ビルの看板は落ちてくるし、
建物の上部は崩落するし、
解決するはずのヒーロー達は捕らわれたりするし、
問題を放置して一旦会社に帰ったりするし。
本当に、何であの街に暮らしてるんだろう。
おまけにあれでしょ?
死にかけてるところを「ヒーローショー」みたいに
テレビで生中継されるんでしょ?
HAHAHA、ブラックジョーク!
・・・嫌だよ、そんな街。
あそこに暮らしている人達ってどういう精神構造してるんだろう。
二話も、やはりそんなことばかりが気になって気になって
仕方ありませんでした。
でもNEXTは世界中に発生していそうだから、
あの街だけが毎日命がけという訳でもないのかなあ。
他の場所はどうしてるんだろう。
けど、流石にテレビで娯楽風中継とか、いかれたことは
しないんじゃないだろか。
うーん、気になる・・・。
あ、そうだ。
タイガーさんとバニーさんのコンビは、
相性が良さそうで悪そうで良さそうでしたね。
考えないで突撃しちゃうタイガーさんと、
考えることに偏り過ぎてるバニーさん。
これから良いコンビになっていくんだろうなあ・・・。
まあそんなことはいいとして、
娘の心をバニーさんから取り戻せるのか、タイガーさん!
がすごく気になりました。
☆第三話「Many a true word is spoken in
jest.」の感想です。
バーナビー(とおまけの虎徹)のテレビ用に作られた日常と、
爆弾処理の話。
ふっ・・・。
ふふっ・・・。
ふふふ・・・ふふっ。
ああ、分かってるよ。
意図は分かってる。
いまいち締まらないけど熱いヒーロー魂を持つ虎徹と、
冷たくてひねてて性格が悪いけどヒーローとして
優秀なバーナビー。
それぞれ長所と短所があって、「あ、こいつ駄目な奴だな」と
思っていたら、意外と格好良い姿をチラ見せしてきたりして、
それで魅力的に映るっていう・・・そういうアレでしょ?
そんでもって相性が全く合わなくてヘマを連発するけど、
本当は相性抜群でいざという時は息ピッタリで
デコボココンビ素敵だわ~みたいな・・・そういうアレなんでしょ?
分かってる。
分かってるって。
ああ、格好良いよね!
デコボココンビって素敵よね!!
・・・思いっきり引っ掛かりました(笑)
こういう仲悪い人達が仲良くなっていくのはいいですね。
しかも青年とおっさんという取り合わせが魅力的。
なんか三話はニヤニヤしながら観てました。
面白いなあ、これ。
出来れば感想続けたかったけど・・・色々無理かな。
まあ、気が向いて余裕があったら時々書くかも。
追記。
五話まで観ました。
バーナビーさんのお誕生日回でした。
三話時点では「デコボココンビ素敵♡」とか書いた私ですが、
この回ではひたすらバーナビーさんが不憫でなりません
でした。
クールでマイペースを貫きたいタイプのバーナビーさん。
その彼に、
サプライズとして寒い小芝居をしてあげようと画策する
ヒーロー仲間、
どう考えても好みじゃないだろうウサギのぬいぐるみ(?)の
プレゼント、
しつこく好みを聞き出そうとつきまとううざいおっさん、
しかも「プレゼントは俺」とか気持ち悪いことを言い出す
おっさん、
このおっさんが相棒という哀しい事実、
そして本物の事件、
そんな物達が一挙に襲来します。
酷い災難です。
むしろ人災です。
つーか大方が虎徹災です。
可哀想に。
折角のお誕生日なのにっ!
何かもう見ていて哀れでなりませんでした。
そりゃ眉間に皺が寄ったような顔になるよ。
毎日がこんなんじゃ辛くもなるよ。
ああ、不憫な・・・。
少しは喜んでいたようなので良かったのかもしれませんが、
しかし毎日あの調子じゃさぞ面倒臭いだろうと思いました。
毎日がおっさんとの戦い・・・。
いや、虎徹さん好きだけどね・・・。