◎「鉄腕バーディーDECODE:02」
※ネタバレします。要注意。
☆第七話「We Will Meet Again」の感想です。
バーディーの記憶に入り込んだつとむ。
今回、記憶の中で、セントラルタワーテロを経験します。
今までも度々、話の中に出てきた「セントラルタワーテロ」。
今回やっとどういうもので、どうしてバーディーが
イズダルタを憎むのかという理由が明かされました。
ナタルとすっかり仲良くなり、遊んでいたバーディー。
というか、高い建物の壁と壁を飛び移る友達に、
ナタルは困ることもあったんじゃないかと思いますが、
とにかく仲良くなった二人。
うふふ、あははとバーディーが可愛らしくナタルが
小憎らしく、いや二人が微笑ましく遊んでいたところ、
急にスケルツォ教官がバーディーを呼び出します。
ヴァイオリンがセントラルタワーで定期検査を
受けているというので、そこへ向かうとのこと。
というのは口実で、セントラルタワーで行われる
追悼式典の見学が主な目的のようです。
二年前に起こったアルタ人グループのテロ事件
犠牲者の追悼式典ですね。
スケルツォ教官「こんなもの滅多に見られないからな」
「見掛けだけで判断するな、バーディー。
物は見かけじゃない。その中身が重要だ」
「じゃ、警備の様子でも見ておくか」
「頭数が多けりゃいいってもんでもないぞ」
「バーディー、これが武装警察のノーマルな
装備だ。ようく見ておけ」
言葉通り、思いっ切り見学が目的の教官。
バーディーの教育係としては、良い教官なんだろうとは
思いますが・・・
教官、追悼式典ですから。
少しは哀悼の意を持って下さいよ(苦笑)
そして追悼式典が始まろうとしていた頃。
急にセントラルタワーで爆発が起こります。
混乱する現場に、二年前のテロ事件の首謀者である
クリステラ・レビの犯行声明が流れ、「今回はイズダルタと
手を組んだ」ということも述べられます。
これがセントラルタワーテロの始まりですね。
ここからはテロ事件の激しさに、作画が乱れ・・・
いや、バーディーの記憶が混乱します(笑)
これ、初めて観たときはちょっと驚きましたが、
演出と言われればそんなような気もします。
で、知らないうちに下層部へと入り込んで
しまったバーディー。
テロリストの兵器がうじゃうじゃいる所に
迷い込みます。
ていうか、この兵器の動きがとてもキモイ。
ほんと、キモイ。勘弁して。キモイ。
そんなキモイ兵器を蹴散らして、母親代わりの
ヴァイオリンがバーディーを助けにきます。
母は強し、いや、でもこれは強過ぎ。
けれど兵器の一つにつかまり、破壊されるヴァイオリン。
壁に叩きつけられ、目玉が飛び出てしまいます。
それでもロボットなので立ち上がろうとするヴァイオリン。
その光景に、号泣しながら敵に向かうバーディー。
敵を滅茶苦茶にたたきのめし、
バーディー「違う!」
「あんなのヴァイオリンじゃない!!」
え?
そこ?
ヴァイオリンが破壊されたことじゃなくて、
ヴァイオリンがロボットなことが問題?
と、ちょっと戸惑いましたが、幼いバーディーは
ヴァイオリンを人間の母親だと信じ込まなければ
やっていけなかったんだと思うと・・・・・・。
バーディーの記憶の中のヴァイオリンは、母親っぽく
改竄されていて、本当は養育係ロボットそのまま
だったと思うと・・・・・・。
ううっ・・・・・・。
そんな辛い記憶を見てしまったつとむ。
優しくバーディーに「帰ろう」と促し、それを受けて
意識を取り戻すバーディー。
この二人の関係、恋愛ではないし、友達とも少し違って、
でも何だかとてもいい関係だと思います。
こうして精神融合の危機は回避された、というのが
今回でした。
セントラルタワーテロの後、気を失ったバーディーを
運んだ「バーディーのもう一度会いたい人」って・・・・・・。
まあ、いいや。