漫画の方の感想です。

何故一巻と四巻かというと、まだ二、三巻を買ってないから

です。おおう・・・。

でも二、三巻分はジャンプスクエアの方で見て、

一応一回は読んでいます。


◎「屍鬼」

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周囲を山に囲まれた外場村。

その村の高台に建つ洋館に、深夜ひっそりと越してきた

謎の桐敷一家。

同時期、村で原因不明の病気が流行り、村人が次々

死んでいく。


すごくすごくものすごーく簡単にまとめると、出だしは

こんな感じでしょうか・・・・・・。

どうなんだろう・・・・・。


原作は小野不由美神の、長い暗い辛い感じの小説です。

それを藤崎竜先生が漫画化したのがこの作品ですね。


で、感想なんですが。

藤崎先生は嫌いじゃないんですが、ていうかベタに

「封神演義」とか好きですが、何ていうか・・・こう・・・

ごめんなさい!私は小野教信者なので!!

と、思うことがあります。


多分、私の原作に対する思い入れが強すぎるんだと

思います。

それで楽しめない部分も多いのだと。

なんたって小野先生を神と崇めている節がありますからね・・・。

でも、この漫画のあとがきにも、小野先生は

「人の目には光として感知されるはず」の神

だと描かれているので、あながち間違ってもいないはず・・・。

つか、小野先生はどんな高エネルギー体・・・??


いや、まあ、それはともかく。

時々「どうなんだろう、これ」と思う部分もありますが、

ドキッとするコマや、ギョッとするコマや、よく分からないけれど

笑えるコマなんかもあったりして、楽しめる部分も

またあります。

夏の雰囲気や、村の田舎っぽさは好きです。

ホラー要素は・・・まあ、ごにょごにょ・・・だけども。


あ。

漫画化してひどく印象が変わったキャラがいます。

村迫正雄君(17)です。

顔はスネ夫のようだし、ヘタレだし、空気は読めないし、

人に対する配慮はないし、劣等感と歪んだ自己愛との塊

だしで、まあ一言で言うと嫌なヤツです。

「お前の長所はどこにあるんだ」と聞きたくなる位、

良いところが見つからないキャラです。

今考えても・・・やっぱり嫌なところしか思いつきません。

色々と最悪です。

ですが、この正雄君が漫画化により、とても愛しくなりました。

短所しか思いつかないのに、愛しくなりました。

むしろ長所が見つからないのが、愛しくなりました。

もう正雄が主人公でもいい位です(それは駄目だろう)

この気持ち、まさしく愛だ。



えーと。

そんなよく分からない正雄愛をかきたてられつつ、

漫画のストーリーは、四巻にしてようやく助走から

抜け出すか否かの部分にかかっているので、

これからどうなるのか、ゆっくり待ちたいと思います。