知らないうちに感想が溜まり過ぎてしまった・・・。

とりあえず20、21話の感想です。



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※ネタバレします。要注意。



☆第二十話「皇帝 失格」の感想です。



皆で自暴自棄になれば怖くなどない!

という二十話な気がしました。


何だか登場人物達の大半が自棄になっている

ように見えた今回です。

皆が皆、自棄になった行動に走るので、訳が

分からないことになってます。混沌です。カオスです。

そこがおもしろいと言えばおもしろいのですが、

分からないと言えばやっぱり分からない。

でもそれを楽しむことが出来るのが本物だと思う

ので、頑張ります。

何の本物かはさっぱりですがね!


で、今回の動きですが・・・。


黒の騎士団から放逐されたルルーシュ。彼はギアスで

色々な人を操り、単身で父の元に乗り込みます。


ルル「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。お前達は

   今より私の指示通り動け!」


ギアスって便利だよね。

これさえあれば皇帝の元にまで一人でも辿り着ける。

あれ?黒の騎士団って必要あったかな?あはははは!

というノリなのか、何なのか。

自棄になったルルーシュ。今まで辿り着くのも一苦労

だった父の元まですぐ到達。

自棄になった人間は恐ろしい。


一方、ゼロという存在を失った黒の騎士団ですが、

割とすぐに「ゼロ死亡」の公式発表を実行。

いいのだろうか。

今や世界を二分する勢力の一つ、その軍事を一手に

担っているという巨大組織。その象徴とも言える人間が

死んだと、そう簡単に発表しても大丈夫なのだろうか。

巨大組織内で混乱が起きたり、世界中で戦争が勃発

したり、その他にも色々色々不都合が起きないのだろうか。

今までルルーシュに騙されていたことがショックだとは

分かるけれど、もう黒の騎士団は影響の大きな組織

なのだから、自棄になって世界を混乱に導かないように

ね・・・。

と、思ったけど、特にこれといったことはないようなので、

まあいいか。

そんなことよりディートハルトが何故急に怪我をしていた

のかということの方が気になります。新しいファッションか

何か・・・?それともそういう趣味が・・・・・・?


で、黒の騎士団と一時停戦状態を決めたブリタニア側

ですが、こちらも自棄になっている人がちらほら。


シュナイゼル「私が皇帝になるよ。それなら問題はない

         だろう?」


お兄様、あっさりクーデター宣言。

いや、でもまあ、父親が全くといっていいほど政治を行わ

ないなかで、この決断は真っ当だろうとは思います。

世界を割って戦争しているこの混乱の状態を「俗事は

任せたから☆」と放棄されたら、自棄になるのは仕方ない

気がします。


そして、そのクーデターの根幹、皇帝暗殺を任されたのが

スザク君なんですが・・・・・・。

彼が一番自棄になっている気がする。

今まで、過度とも言えるほどの潔癖さで自分の美学を

貫こうと生き、そしてフレイヤを撃つことをあんなに

躊躇っていたスザク君ですが・・・・・・が・・・・・・


スザク「フレイヤ弾頭を撃ったのは自分です。

     あれは自分の功績です。ナイトオブワンになる

     ために必要な」

    「これまでの自分は甘かった。結果より手段と言い

     ながら、自分が大事にしていたのは、理想や

     美学だったのではないかと」

    「自分に、皇帝陛下暗殺をお命じ下さい」

    「人を殺めるというのが自分の業ならば、ジノ、

     僕はこれを認めよう」

    「必要なものは、結果だ」


・・・・・誰?


フレイヤは僕の功績だよ。

僕はフレイヤ撃ってナイトオブワンになるんだよ。

人を殺すのが自分の宿命だから、今更皇帝の一人や

二人殺したってどうとも思わないよ。

むしろ命じてよ。

美学より結果だよね。当たり前だよね。ははは。

・・・・・・これは、誰??


これはもう、自暴自棄をいうよりも、ぶっ壊れている。

いやー!スザク君戻ってきてー!!

結果より美学を重んじるスザク君帰ってきてー!!

そんな私の心の悲鳴を物ともせずに、皇帝暗殺に

出かけるスザク君。


そしてまた、この面倒くさい状況をさらに面倒くさくする

男、ルルーシュも皇帝殺害に向けて前進。

遺跡の中の世界?で、父と対面したルルーシュ。

出口を破壊して父の封印に成功。

って・・・・・・出口破壊でOKって随分原始的な・・・。

非常口はないのか。非常口は。


そんな状況で次回へ。



☆第二十一話「ラグナレク の 接続」の感想です。


面白かった。

爆笑した。


出口のない世界で父と二人きりになったルルーシュ。

さて、ようやく長年追い続けてきた母の死の真相が

明らかにできる、と父に問いを投げかけます。

そうしたら何故か、「人が嘘をつくのがどうたら」とか

「ペルソナがどうたら」とかいう「人間の建前って嫌よね」

という話になっていきます。


で、驚愕の真実が明らかに。


父シャルルと母マリアンヌ、そして叔父にあたるV.V.と

C.C.は、もともとある計画を進めていた同志だった。

それは、嘘のない世界を創るという計画。

古代遺跡を使い、人間の集合無意識を何とかして

(この辺りちょっとよく分からなかったので・・・汗)、

人間が互いに嘘をつきあうことのない世界を創ろうとする

四人。

帝位争いの醜さに嫌気が差したシャルルとV.V.が

発案し、それにマリアンヌ達が同調したこの計画は、

途中で意外な事態を迎える。

マリアンヌと出会ってから、他者と理解し合うことに

喜びを見出しつつあったシャルル。それに危機感を覚え、

V.V.がマリアンヌを殺害したのだ。

しかし、マリアンヌはギアスの力でアーニャの中に潜り

込み、意識だけで生き延びた。

そして今、シャルルとマリアンヌは計画を再開しようと

している・・・・・・。


この真実に、ルルーシュ唖然。

観ているこっちも「ルルーシュ、気を確かに」としか

思えませんでした。

ルルーシュがやろうとしていたようなことを、父も父なり

の方法で実行しようとしていて、そしてまた母も生きて

いた・・・なんて。

そしてナナリーの目のことも父や母のしたことだった

・・・なんて。

ルルーシュ、壮大な道化。

気を、確かに。


・・・確かに・・・出来るかーーーーーーっ!!!

とばかりに、凄い剣幕で両親を否定するルルーシュ。


ルル「俺はお前を、お前の考えを認めない!」

   「それは押し付けた善意だ。悪意と何ら変わりが

    ない」

   「お前達は俺とナナリーを捨てたんだよ!」

   「日本とブリタニアの戦争を止めなかったのは

    何故だ」

   「お前達が言っているのは自分に優しい世界だ!」

 

所々、いや、全般的に突っ込みどころがある気がしますが、

・・・まあ・・・見てみないふりで・・・。

ルルーシュ、それ自分に言ってるの?とか言っちゃダメ。


そしてルルーシュは両親の計画を阻止します。

ギアスで集合無意識を操って。

すごい力技だ・・・。


ルル「それでも俺は、明日が欲しい!!」


ここで「俺は」という個人的願望のような表現をする

のはどうかと思いますが・・・まあいいやもう。

面白いから何でも。


Cの世界でシャルルとマリアンヌが消滅した一ヶ月後。

ブリタニアの帝都ペンドラゴンで、重大な発表が

なされようとしていました。

それは新皇帝の即位。


第九十九代ブリタニア皇帝、

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。


・・・・・え?

困惑する世界。

オデュッセウスがひかえめに「冗談はいい加減に」と

ルルーシュを窘めますが、


ルル「我を認めよ!」


ギアス発動。

会場「オールハイル ルルーシュ!!」


あははは!

あーははははははは!!!


何かもう面白い展開で仕方がないんですが、

それはいいとして、何でスザクはルルーシュの騎士に?

色々と謎と笑いを残しつつ、次回へ続くようです。