時々、こういうシリアスで人間の暗部を感じさせる作品を
見ないと耐えられなくなります。
テレビで放送するアニメ録画に毎日励んでいるというのに、
それでも更にアニメDVDをレンタルしに行く私・・・。
中毒者・・・?
◎「ノエイン もうひとりの君へ」
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↑今度BOXが出るらしいです。
※多少ネタバレします。要注意。
函館に暮らす12歳の少女ハルカ。
幼馴染のユウ、イサミ、アイ、ミホ達と普通の日常を
過ごしていたハルカだが、ある日から彼女の周辺に
不思議なことが起こり始める。
黒ずくめの奇妙な人間達が現れ、ハルカを「龍の
トルク」と呼び、攫いに来たのだ。
彼らは、ハルカ達の暮らす時空の、近似値の時空の
未来、「ラクリマ」からやってきた「竜騎兵」達。
そして、そのうちの一人「カラス」は、幼馴染ユウの
十五年後の姿だった。
「量子力学」とかいうものがモチーフになってますが、
観測して認識してふんたらかんたらとか、猫が生きて
いるとか死んでいるとか、難しいことは私には全く
分かりません。
分かることは一つだけ。
猫は滅茶苦茶可愛い動物だ。
以上。
どうでもいいですね。
うーん。
「量子力学」、「並行世界」関係については、ちょっと
難しくてどう説明すればいいのか分からないです。
というか、観ていても分からないこともしばしばでした。
そういう時は、
「何言ってるのか、さっぱりさっぱり~♪」
「でも、ま、いいか、たりたら~ん♪」
というノリで乗り切りました。
ま、別にそれが理解できなくたって話は楽しめるしね。
楽しめればOK、OK。
・・・・・・という残念な頭の私。
とにかく。
「カラス」が「ユウ」の未来の姿であるということが
分かっていればOKだと思って観ていました。
まあ「未来」と言っても、並行時空の未来なので、
完全な未来というわけじゃないのかもしれませんが。
でも、とにかく「ユウ」の十五年後が「カラス」なんです。
で。
この話を簡単にまとめると、
幼馴染の少女ハルカを巡って「ユウ」達が
いがみ合いながら大奮闘。
ということになると思うのです。
そこを楽しめばいいと思うのです。
とにかく全編通してユウ達が険悪です。
そして「ハルカ」「ハルカ」です。
過去のユウも未来のユウもハルカが大好きなので、
自分同士で奇妙な三角関係だか何だかな~な
状態になります。
そして大方「ハルカ」「ハルカ」しか言ってません。
もうユウの台詞は「ハルカ」だけでいいと思います。
「ハルカ」「ハルカ」だけ言ってれば事足りると思い
ます。
ユウ「ハルカ。ハルカ」
ハルカ「うんうん」
カラス「ハルカ。ハルカ」
ハルカ「うんうん」
みたいな?
それはいいんですが、ユウの成長過程って一体
どうなってるのか興味があります。
どう成長したらあの可愛いユウが、ちょっと不気味で
クールなカラスになるのか。
そして、どう成長したら、
あの可愛い少年ぽい声が中井和哉さんの
ハスキーーーヴォイス!になるのか!
とても不思議でした。
最後まで見ても謎だ・・・。
後、他のキャラ達も色々と個性があって面白かった
です。
とてもとても素直でいい子なトビが好きでした。
ラクリマの竜騎兵だけれど、戦闘員ではなく技術者
なので、あらゆる局面で活躍しながらも、うまくいかな
かったりするとすぐ胸倉を掴まれていたトビ。
仲間内でも一番エキセントリックなアトリの面倒を
よくみていたトビ。二人でゴミを漁ったりもしたね。
過去も悲惨な場所で育ったらしいトビ。
それでも腐ったりせずに真っ直ぐに生きて・・・。
何ていい子!
そしてアトリも大好きでした。
色々な意味で恐ろしかったキャラですが、大好き
でした。
とか、キャラについて語り出すと長くなるのでやめます。
ミステリアスで少し不気味で面白い話でした。