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第十七話「風の里にて」の感想です。
※ネタバレします。要注意。
な、なんがっ・・・い゛い゛はなじ・・・だっだ・・(涙)
稀人達との戦いが盛り上がってきた。
かと思いきや、
一転めぐみちゃんの過去のわだかまりの、静かな
展開の話で、温度差があったけど、でもとても良い話で
良かっだ・・・でず・・・ぐすっぐすっ(泣くな)
今回は、
前回の戦いで負傷した洵を、自分の実家に連れて
いっためぐみ。すぐに洵の応急処置は済んだものの、
めぐみは複雑な表情でいた。それは彼女が過去に、
事故から弟をペルソナで助けられなかったことに
関係していたのだが・・・。
という感じの話でした。
このめぐみちゃんの複雑な家庭事情と偶然の事故、
そこから深まってしまった家族間の溝が、お互い歩み
よりたくてもどうしても歩みよれない雰囲気で描かれて
いて、とても心に来ました。
お互い、許して欲しい、でもどこか許せないところが・・・
という葛藤が、自然に滲み出ていてとても・・・よがっ(泣くな)
最後の、少しぎくしゃくしながらの和解も、何かこう
心に響いてじんと来だんだよ゛~うわ~(もう泣いてやる)
もう、いいじゃないか。
この和解で充分じゃないか。
稀人との戦いとか謎とか、どうでもいいじゃないか。
・・・いや、よくないか・・・。
というか。
前から思ってたけど、
洵君の人としての器が大き過ぎて怖い。
大怪我をして寝込んでいたのに、起きた途端に
洵「大丈夫。近くにペルソナはいないよ」
めぐみちゃんを安心させる気遣いの一言。
めぐみちゃんが兄を起こそうとすれば
洵「いい。寝かせてあげて」
まるでこちらが兄かのような余裕のある発言。
そして、めぐみちゃんの重い過去の告白を
受け止める度量。
若干十四歳だというのにこの大きさ。
只者じゃないな!
そしてめぐみちゃんと継母との和解の折には
夏みかん(?)を拾って、拭いて、微笑んで去る
という謎のキーマン的な雰囲気を醸し出して・・・
只者じゃないというか、お主、何者だ!?
洵、謎多き少年・・・。
話には関係ないですが、この作品、風景や
背景の物などが丁寧に描かれていて好きです。
今回も日本家屋の少し薄暗い様子とか、障子を
通ってくる日の光とか、提灯(?)の光が部屋を
照らす様なんかが、雰囲気たっぷりに描いて
あって何だか落ち着きました。
こういう雰囲気を作ってくれる作品が何故か好きです。
あー。
諒兄さんは今回も不在・・・。
けれどそれなりに毎回存在は漂わせていてくれるので
結構すごいと思う(笑)