「西島っ!お前今日結局何回告られたんだよっ!」
「めんどくさくて途中から数えんのやめた。ってなんでお前はそんなに喧嘩腰スタイルなんだよ。」
「9回な。西島今日だけで9回告られてる。しかも最近何回かあったから6月まで13回告られてるのコイツ。やばくね?」
「……なんで秀太はそんなににっしーの告白事情を熟知してんのよ (苦笑」
「ほんとだよ。秀太実は俺のこと好きだった?ごめん俺女の子が好きだからさ……。」
「はっ?ちょっ中村っそんな憐れみの目を向けるな!違うから。」
「もお帰ろー?私アイス食べたい!」
「あ、私も食べたーい。」
「宇野ちゃんは今日もお財布はお家だもんね。」
「そっそんな事ないもん!今日はお財布持ってるよ。」
「どーかな。俺こないだ自販機で宇野ちゃんにお茶買ったよ?」
「宇野、お前それ誰にでもやってるのかよ。俺はコイツの身から財布が出てきたところを見たことないぞ。」
「俺もなーい。」
「秀太には奢ってもらったことないもん。」
「実彩子それにっしーと日高の認めちゃってるよ(笑」
「あっ……。」
「はい。今日宇野の奢り決定‼︎」
「っしゃ!」
「秀太には奢らないからね!」
「なんでだよー」
結局日高が調子に乗ってハーゲンダッツを選んだのに西島くんはガリガリくんを選んだ。
「西島くんも好きなの選んでいいんだよ?日高みたいに。」
「俺も選んでんじゃん。夏といえばガリガリくんじゃない?」
昔から男の子の友達は日高だけで、お母さんと二人暮らしの私は男性に免疫がなかった。中学に入って、秀太と西島君と仲良くなって。
昔から男の子の友達は日高だけで、お母さんと二人暮らしの私は男性に免疫がなかった。だから少しでも優しくされるたびに少しでも一人ドキドキしてしまって仕方なくて。私の学生生活は西島君との思い出でいっぱいになった。
「この子俺の彼女なんで、ちょっかい出すのやめてもらえます?」
文化祭の時も他行の先輩から絡まれて困ってたいたら西島君はどこからか現れて、私の手を引っ張って助けてくれた。
「今日そんな可愛い恰好してるんだから一人で歩いちゃだめだよ。」
「でも。買い出し頼まれちゃって、しーちゃん達は部活の方に言っちゃってたから」
「実彩子は危機感が足りないんだよなぁ。」
「へっ?!」
「これから実彩子って呼んでもいいかな。今日みたいな時名前で呼びたいし。」
なっ?
って少し強引なのにそっぽ向いた耳が少し赤くなってる気がして。こっちまで恥ずかしくなった。
「……うん。」
いつもそう、西島くんは物凄く気さくに話しかけてくれるのにどうしても恥ずかしくなってしまって、みんなといるときなら話せるのに。2人きりにたるとまるで別人のような口数になってしまう。
イヤまじ、ほんと可愛いわぁ……//
そんな声聞こえなかった。

