こんばんは
ママコンシェルジュ水愛です
3月に入り、各市町村では議会がスタートしていますね。
今日は大井町議会一般質問の傍聴に行ってきました。
相変わらず傍聴席満席の人気を誇る牧野議員。
今回は、私たちの声を拾ってくださり大井町の子育て政策について一般質問してくださいました
まあ……質問に対して、実際に町内で子育てしているママたちが満足できるような回答はありませんでした(窓口同様いつものことです。。。予想通り)。
静粛な議会で、傍聴席が思わずざわついたのが…
「現在役場前の中央土地整備計画を進めて、多数の世帯の移住を目指しているようだが、子育て現役世代に大井町に魅力を感じてもらい定住してもらうための町としての政策は?」
という内容の質問に対して
「町としての施策は特にない」
「人口が増えれば子育て政策を考慮に入れる」
という回答……
傍聴席では「はい????なんだそれ???」と変わりに突っ込みたい人たちの声が思わず漏れていました
つまり、現在の状態で子育て世代の移住を目指すそうです。。。
そして、人口が増えてから子育て政策を考えるそうです。。。
「へ〜〜〜〜」
正直、他の町に引っ越したくなりました
牧野議員の一般質問でもありましたが、お隣の開成町に比べて土地の価格が安い大井町。
そのため、これから教育などにお金がかかる子育て世代は、価格をおさえることができる大井町で家を建て移住してくるだろう…という計算。
それはすごい町としての強みだし、アピールポイントです。
でも……実際に住んでみると現在の開成町に比べて子育て支援は決して充実していない。小児科や児童館はないし、支援センターにあたるふれあい館は使いにくい。
ましてや、とてもではないけど「共働き夫婦」が住んで働いて子育てするのに適した環境ではありませんまだまだ穴が沢山あります。
(「税収入が足りなくて、町の経営が厳しい」というなら、なんで一番税金を払う共働き子育て世帯を誘致しようとしないのでしょうか?共働き子育て世代が魅力を感じて住んでくれるような町にすれば、自然と税収はアップしますが???)
果たして、「土地の価格が安い」「近隣に比べ安い価格で家を建てられる」というだけで、子育て世代が移住してくるのかな?と思います
私だったら…それはあくまで考慮の1つではあるけど、やっぱり長く住み続けることを考えたら「仕事へのアクセス、教育、子育て環境、保育園や学童などの充実、福祉の充実」の方が優先だよな〜〜〜って思ったりします…が…皆さまはどうでしょうか???
役場前のエリアを開発したからといって、自然と子育て世代が移住してきてくれるわけではありません。現在、町外に住んでいる役場職員のためのタウン計画なのかな?でもきっと、現在町外に住んでいる役場の職員さんたちも、役場前が開発されたからといって「職場まで徒歩圏内だ!引っ越してこよう!」とはならないでしょうが…。
町の政策を考える役場の職員の方たちが、そもそも大井町に住んでいないですからね〜〜
そして、もうお1方、今回の定例会で子育て支援に関して一般質問された伊藤議員のも傍聴してきました。
その前に、たまたますれ違った町長をつかまえて
「放課後教室なり、放課後クラブなりで土曜日の預かりをなんとかしてくださいよ!」
とお願い…というか…直談判
ついでに、教育課の課長さんもつかまえて、お願いしてみましたが…
これまた面倒なことに
「相和小学校放課後教室、幼稚園、小学校、中学校⇒教育課」
「放課後児童クラブ、保育園⇒子育て健康課」
らしいです
なんで、同じ、「小学生を放課後預かる」役割の放課後児童クラブと放課後教室が別の課の担当なんだ〜〜〜!!!!牧野議員の一般質問で「教育課と子育て健康課が別の建物で、たらい回しにされるにも距離があり子連れのママたちのことを考えていない!」とおっしゃった直後にまさしくたらい回されました
私、現在小1の壁にぶつかり中です
というのも、保育園は土曜日の預かりがあるのに関わらず、小学校になったら土曜日に預かってくれる場がない!!!!
周辺にはもちろん民間学童もないし…ファミリーサポートさんも土日祝日などの預かりが出来る方が少ない…
土曜日(本当は日曜祝日も対応してくれるのが望ましい)の利用者が少ないなら、人件費の問題があるなら、別に各所でオープンしなくても、3校に在籍していて土曜日(日祝)必要な子どもたちを1箇所に集めて別料金でやってくれても良いのですが…
今時、平日の9時〜17時勤務なんて、役場の職員さんたちくらいで…
土日祝日勤務、夜遅くまでの勤務も少なくないです。
なのに関わらず…相変わらず保育園や学童保育は「18時お迎え」や「18時30分お迎え」で「土日祝日は休み」という役場タイムを守っています。
町内にも、夜、未就学児が1人で留守番している家庭があることを…町は把握しているのでしょうか?「それは大きな都市だけにある問題」などと思っていたりしないでしょうか?
ましてや、保育園では土曜日があったのに、小学校になったらない…って…
町長にお願いをしたときに「費用は?」というお話でしたが…
正直言って、そこの費用は保護者負担で全然構わないわけです(助成や補助で負担が減るにこしたことはないですが…土日祝日預かって欲しいと思っているママ・パパからすれば、多少費用がかかっても、とにかく子どもの行き場が必要な状態なので…)。
このご時世、小学校1年生になったばかりの子どもを1人留守番させるか?
多少コストがかかっても、安全で安心できる環境に預けるか?
⇒ほとんどの保護者は後者でしょう。
まっ!最近は、土曜日も授業をやっている小学校が近隣市町でも増えているわけですし、そういう対応で脱ゆとり…でも良いですが…大井町の教育レベルも少しは向上するでしょうし…。
もちろん、すぐにどうこう出来ないのはわかっていますが…
子育て世代の定住者を増やしたい!と考えるなら共働き世代が住みやすい環境をそろそろ考えても良いのではないでしょうか?
共働き世代の、世帯収入(=税金収入)が多い世帯は次々と子育て世代への支援が充実してくる開成町へ流れてしまうと…いつまでたっても町の税収は増えないし、むしろ生活保護や就学支援などで支出ばかりの町になっていってしまうのではないでしょうか?
伊藤議員の一般質問の話に戻しまして…
妊娠期間⇒一貫した切れ目のない子育て支援について
と公園の整備について、女性目線で意見をあげてくださっていました。
主に新生児聴覚スクリーニング検査に関しての一般質問でした。
現在、赤ちゃんが生まれると生後すぐに分娩した病院で「新生児聴覚スクリーニング検査」が行われています。この時点での聴覚の異常などがわかり、必要な療育などでトレーニングをすると、軽度〜中度の場合には小学校入学頃には生活・勉学に問題がないレベルまでにすることが可能である…という研究結果があります。
しかし、この検査を受ける機会がなかったり、自費検査のため検査をしなかった場合には、子どもの耳の異常に気付くのが遅れてしまうこともあります。
新生児聴覚スクリーニングを受けるよう保護者に促しているのかどうか?という質問に対して、1ヶ月健診や赤ちゃん訪問の際に新生児スクリーニングを受けたかどうかを口頭確認し、その次に町から行うフォローは1歳6ヶ月の健診。。。
が現状です。
1歳6ヶ月の時点で検査にいってもその後の言語のフォローには「遅い」状態です。
我が家の長男は、この新生児聴覚スクリーニングで要検査
⇒その後行った3ヶ月時の検査で小学校入学前の再精密検査
を言い渡されていました。
とりあえず…数ヶ月前に再検査していますが「まあ問題ないでしょう」ということでしたが…新生児スクリーニングでひっかかってから、今日まで町からの確認や支援の手などは…特になかったです(まあ、長男の場合には、横浜市⇒小田原市⇒大井町なので、その情報が特にフォローされていない…というのもありますが…これから子育て世代の移住促進を狙うなら、他市町との情報の共有や連携も必要になってくるのではないでしょうか?)
新生児聴覚スクリーニング検査で、子どもの耳の異常が早期にわかっていればその後の言葉の発達の遅れなどをしっかりとフォローすることも可能です。
まあ……そもそも「新生児聴覚スクリーニング検査」って一体何だ???
というおじ様たちばかりが議場にいらっしゃるので…まずはそこからな空気でした
なんで、このご時世にも関わらず、大井町役場の職員(各課長クラス〜の管理職)は女性がいないのでしょうか?
議会でも町の職員側の席には給食センターのセンター長さんを除いて全部男性…
今のこのご時世…強制的にもう少し女性管理職がいても良いのではないかと…思いますが…(ついでに議員側も女性1人しかいない現状なのも…)
傍聴席で眺めながら、女性の少なさに「あ〜〜〜だから、町内の政策が男性目線のものばかり、町内に住む女性の不満が積もっているんだな〜〜〜」とも率直に感じました
来週は、お隣、開成町の議会傍聴にお邪魔する予定です
開成町の議会にお邪魔するのは初めてなので…ちょっと楽しみです
良い情報がありましたら、またシェアさせていただきたいと思います
傍聴された皆さま、一般質問に立たれた議員さん方、町長や各担当課長さんたちの答弁のために原稿を準備された役場職員の皆さま…
お疲れ様でした
引き続き、大井町では来週6日(月)にも開催されますので、一度「議会」に足を運んでみるのはいかがでしょうか?
(画像出展:大井町HPより)