『最後のメール ①』彼は18歳歳上で、他大学の先生だった。学生時代の特別講義に来てくれたことで出会った。社会人になり、彼のもとで指導を受けたこともあった。彼が開業するお祝いの席に…リンクameblo.jp


の続き。


そのメールからほどなくして、

お礼に食事のお誘いがきた。


なんの迷いもなく、承諾し

私は彼のオフィスのある街へ

仕事が終わった後に向かった。


オフィスの近くの居酒屋に行った後、

彼はオフィスでワインでも飲もうと

言った。


私はなんの気なしに一緒にオフィスに

向かった。


そんなに高くはないけれど、


「印税が入ったらロマネコンティを

買いたい」


という人なので、


ワインは美味しかった。




ある瞬間、彼が私に近付き唇を重ねてきた。


私は軽くパニックを起こしていた。


私は教え子だし、


先生が男になるなんて。


戸惑っていると、彼は苛立ち


「するの?しないの?」


と言ってきた。


今、思えば


「苛立ちながら聞くって、どうよ?」


と思えるが


そのときは、完全なる上下関係のもと、


私は彼を受け入れるしかなかった。


続く