年末に行った国内旅行

OAXACAとCJIAPAS(オアハカ・チアパス)

まだまだたくさんメキシコの歴史や文化をお伝え切れない。

 

少しずつお付き合いくださいませ。

 

最初にいあったオアハカをご紹介したいと思います。

こちらにもたくさんのオアハカならでは文化があります。

前にもお伝えいたしましたが

民芸品の村がたくさん点在しており

全部回りたいのですが、たくさんありすぎて回り切れませんでした。

オアハカは1回では満足できない・・・・

と言われているのがよ~~くわかりました。

 

機会があればまた行きたい場所。

今日はその中で行った染物・織物の村にいきました。

皆様は「コチニール染め」をご存じでしょうか。

私は染物は素人。

メキシコに来て話は聞いていたコチニール染め。

それはメキシコのうちわサボテンで寄生する虫コチニールのこと。

そうなんです。

この虫から取れる赤紫の色素から作ります。

そこから石灰を混ぜたりそれにまた、

いろいろなものを混ぜ、

それはものすごい数の色が生まれます。

全てこのコチニールから出された色、

そして自分でこの工房で染めているオーナー。

実演を見せていただき、

それまでは虫かぁ~~~

と思っていたこの染物も

見る目が変わり(単純!?

自然な色素から作られる糸は

初めて目の前にして美しいものなんだな・・・

と感じます。

この工房では自らサボテンに寄生させ染料を作っていますが

勿論自製では間に合わないので提携して虫は購入していますが

染めるのはオーナ自身がやっているそうです。

こんなにも多色が出来上がるのを見てびっくり。

コチニールの歴史はかなり古いらしく

コロンブスが新大陸を発見し、メキシコはスペイン領となり、

スペイン人は原住民のインディオがサボテンにつく虫から

美しい染め物を作っているのに目を付け、

コチニールを乾燥させ、貿易品としてヨーロッパへは運びました。

ヨーロッパでケルメスと言う染料より人気となり、

スペインは大きな利益を得たということです。

 

いつもしてやられてしまうメキシコ💦

でも、原産はメキシコのうちわサボテン。

頑張れメキシコ!と思うのでした。

 

さて、ゆっくりと見学をさせていただき、

いざ、Tapete(ラグ)を見せてもうことに。

山積みになっているオーナーの作品。

(選ぶのが真剣になりすぎて写真を撮り忘れてへぺろ

何枚か選んでからが決められな~~~い。

でもせっかくなので

メキシコらしい柄と色の組み合わせをチョイス。

 

本当はもっと大きいのを欲しかったのですが

帰られた方からスンと小さいのを買わないと日本のサイズに合わない・・・

と聞かされており、

パキスタンで買ったパキスタン手織り絨毯

その中でもえいっ!!と買ったペルシャ絨毯が頭をかすめ、

ブレーキをかけてくれました爆  笑

 

シティに持って帰ると

笑っちゃうほど「ちっちゃ!!」

ですが、

寝かせておいた前のカーペットも生かさないと・・・・

と今回は小さめを。

Tapeteはラグと言う意味なので、我慢ニヤリ

 

それでもかなり長い間悩んだ末に選んだこのタペテ。

とても気に入っています・

これは勿論全コチニールで染めた糸。

持ち帰って1つをじっくり見ると

更に美しい色合いにほれぼれしています。

ちなみに

私のお気に入りのビーズ工房にも

コチニール染めで作られた作品があり、

可愛かったので前に購入していました。

とてもきれいな色合いですよね。

 

見る目が変わったコチニール染め。

帰るまでに増えるか否かびっくり

 

素晴らしい工芸品を見ることができた旅でした。

まだまだ食文化も華やかなオアハカ!!!

少しずつお伝えしたいと思います。

 

それではまた

Hasta luego