社会人偏⑮

 

シニアサッカーでは毎年周りから、

「優勝候補」と言われ続けながら、

3年連続で準決勝敗退

鬼門となっていました。

 

しかし、神様は私にさらなる試練を与えました。

44歳、サッカーの試合中に左膝から

パキッ」という嫌な音がしました。

 

その翌朝、激痛で起き上がれませんでした。

会社に休みをもらって、すぐに病院へ向かい、

レントゲンとMRIの結果を待ちました。

 

もしかしたら…

嫌な予感は的中しました。診断は「左膝半月板損傷」。

人生9度目の手術が決まりました。

 

「何回手術するねん!」ってツッコんでください。(笑)

 

今回は縫合での再建手術になりました。

順調に治ればまたサッカーはできるというこということでした。

 

しかし、医師から課された条件はあまりにも過酷でした。

術後は左足に3カ月は体重をかけないことが条件となります。

 

私は松葉づえがつけません。

仕事のこともあったので3カ月も休めない。

どうすればいいのか悩みましたが、

会社からパソコンでの在宅ワークを認めてもらったので、

安心して手術を受けることができました。

 

今までは右足首、右足、右膝、右腕と全て右側でした。

今回は初めての左側の怪我でしたので、

手術後にどうやって生活をしたらいいのかが、

想像できませんでした。

 

これも経験だと言い聞かせました。

 

 

11月末に手術は無事に終わりました。

あとは安静にすることでした。

「絶対に左足に体重をかけてはいけない」

体重をかけてしまって半月板を縫合した糸が切れたら終わり。

3カ月間もそんな生活ができるのか不安でした。

 

リハビリでは左膝をどうやって守るのかを

理学療法士の方が考えてくれて毎日トレーニングをしていました。

左足と右手が使えないというアンバランスなところで

体の動かし方が非常に難しかったです。

 

リハビリ以外は朝から晩まで

ひたすらパソコンで仕事をしていました。

入院中にこんなに仕事をする人は

いないだろうというくらいやっていました。

 

 

 

手術から1カ月が経ちましたが、

退院をすることができませんでした。

でも、正月を病院で過ごしたくなかったので、

先生に無理を言って条件付きで

退院をさせてもらうことができました。

 

・車いすを借りてくること

・体重は絶対にかけない

・リハビリで生活ができる動き方をマスターすること

でした。

 

これらを全部クリアして年末に退院しました。

正月は一歩も家から出ることはできませんでしたが、

家で過ごせたことは良かったです。

 

1月末から会社に復帰することになりました。

しかし、まだ歩くことはできません。私の通勤スタイルは、こうでした。

 

車いすで車まで行き、自分で車いすを車に乗せ、

会社に着いたらまた車いすで移動。

まだ歩けないので、あとは「ケンケン」で移動する。

 

歩けるようになった3月初旬まで、ずっとこの生活でした。

 

「体重をかけたら今までの苦労が全部無駄になる」

—この思いが、私を支え続けました。

 

今までで一番苦労したかもしれません。

 

でも、この経験は私に計り知れない成長をもたらしました。

極限の状況下で仕事とリハビリを両立させた集中力と忍耐力

そして困難な状況を乗り越える問題解決能力です。

 

もう怪我はしたくありません。ボロボロの身体を労わることにしました。

この経験で得たタフネスを胸に、また新たなチャレンジのために充電します。

 

社会人偏⑯につづく

 

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