社会人偏⑧
仕事に復帰してからは休んで
迷惑をかけてしまった分を取り戻そうと
毎日必死で働いていました。
日常生活では痛みがないくらいまで
怪我は回復していました。
外での仕事も支障がないくらいまで
できるようになりました。
怪我の具合が良くなるにつれて、
「またサッカーがしたいな」という気持ちと
「将来のことを考えると仕事を頑張らないといけないな」
そんな葛藤を繰り返していました。
病院の先生から運動をしてもいいという許可が出ました。
半月板を切除したのでクッションが無い状態になっています。
走ったりジャンプをすると膝への負担は大きいので
痛みはでることは伝えられていました。
ボールはまだ蹴らないように言われていたので、
まずはランニングから開始してみました。
すると先生が言っていたように少し走るだけでも
痛みが出ました。
これは無理だなと心が折れそうでした。
それでも無理のない程度に仕事の合間に
トレーニングをしていきました。
その後、先生からボールを蹴ってもいいと言われましたが、
走ることだけでも痛いので、ボールを蹴ることに恐怖感がありました。
最初は左足だけでボールを蹴る練習をしていました。
たまに右足でボールを蹴ると激痛が走りました。
これで復帰しても今までのようなパフォーマンスで
試合ができることの想像ができませんでした。
そんな私に決断をするときがやってきました。
私が所属をしていた部署を任される話がありました。
10人弱の小さな部署でしたが、
私にとってはやりがいも感じられましたし、
やってみたいという気持ちになりました。
でも、任せられた以上は中途半端なことはできないなと思い、
ここでサッカーに復帰することを諦めました。
正直、もっともっとサッカーを続けたい気持ちがありました。
でも、右足ばかり3回も怪我をしてしまったのは
体に限界がありました。
寂しい気持ちもありましたが、
これが自分の人生だと言い聞かせて、
次のステップに進んでいくことを決断しました。
会社に勤め始めたときのことを考えると
ここまでよく成長できたなと思います。
障害がある、ないを証明できたと思います。
やりたいことを一生懸命やれば
結果が付いてくるということは
証明できたのかなと感じています。
みなさんは今の自分はやりたいことができていますか？
自分らしく生きていますか？
できていないと思った人は
やりたいことをやって自分らしく生きられたら、
どんな未来が待っているか想像してみてください。
サッカー人生を終えて、新たなスタートが始まりました。
ここからがまた色々な展開が続きます。
よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。
社会人偏⑨につづく
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最後まで読んでいただいてありがとうございました🌟