進路偏①

 

私たちは1期生でしたので、

先輩がいない新設校でした。

進路の相談も、参考になる道もなく、

手探りの毎日でした。

 

指定校推薦も今ほど多くなく、

学校の知名度もまだありませんでした。

 

私はプロのサッカー選手を目指していました。

当時は今ほどチーム数も多くなく、

選択肢は限られていました。

 

そんな中、監督の紹介で

あるチームのテストを受けられることになりました。

体力テスト、ゲーム形式の実践。

 

必死にアピールして、最終選考まで残りました。

けれど、結果は不合格。

「プロの世界は、そんなに甘くない」

その現実を、痛感しました。

 

そこから大学進学へと進路を切り替えましたが、

ほとんどの大学はスポーツ推薦の

セレクションを終えていました。

 

受けられたのは、たった1校。それも不合格。

「大学にも行けないかもしれない」

 

焦りと不安が募る中、

関東の実業団チームから声がかかりました。

 

でも、高校で寮生活を送っていた私は、

実家で暮らしたいという思いが強く、

断ることにしました。

 

ここからが進路についてさ迷うことになりました。

「自分には能力がない」「誰にも認められない」

「どこにも行けない、どうしよう」

そんな言葉が頭の中をぐるぐると巡り、

自己肯定感はどん底でした。

 

 

 

無知だったことも悔しくて、

「もっとちゃんと考えておけばよかった」と、

後悔ばかりの日々が続きました。

 

そんなとき、同級生が勤めることになっていた会社が、

私に手を差し伸べてくれました。

その会社にはサッカー部があり、

ちょうど強化を進めているタイミングだったのです。

 

私は、わらにもすがる思いで面接とセレクションを

受けさせてもらいました。

そして…

無事に内定をいただき、働けることになりました。

ようやく進路が決まった。

 

そんな安堵の気持ちでいっぱいでした。

ずっと心配してくれていた親にも、

安心してもらうことができました。

けれど、入社してから…

ここからが、苦悩の連続でした。

 

社会人偏①につづく

 

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