高校生偏⑬

 

国体も終わり、チームに戻りました。

全国高校サッカー選手権大会の予選が

2週間後に控えていました。

 

小学生の頃から、正月にテレビで見ていた憧れの舞台。

昨年度は決勝で涙を飲みました。

 

だからこそ、今年こそは…

その想いが胸に燃えていました。

 

対戦相手は私たちへの対策をしてくるので、

それを上回るような力が必要だと感じていました。

最後の大会が始まりました。

 

初戦は3回戦からで、いきなり選抜チームで同じ

仲間のチームと対戦しました。

 

私たちはシードでしたので、

初戦は3回戦からの出場でした。。

 

いきなり選抜チームで共に戦った仲間の

所属チームとの対戦でした。

 

やはり私たちへの対策を徹底していました。

守備を固め、カウンターを狙う戦略。

私たちはボールを握り続けましたが、

シュートは跳ね返され続けられました。

 

前半は0-0で終了し、焦りと苛立ちが募っていました。

ミーティングで修正を加え、後半に入りました。

すると後半早々に相手の堅い守備を崩して、

待望の先制点を奪いました。

 

これで気持ちが楽になり、さらに追加点を奪って

2-0で完勝しました。

 

次も相手は同じような戦略を取ってくると思われるので、

宿舎に戻ってミーティングで作戦を練りました。

 

準々決勝は守りを固められても、慌てず攻略していくことを

意識していました。

 

前の試合では苦しみましたが、この試合では早い時間に得点を

奪うことができたので、楽に試合を運べることができました。

終わってみれば、5-0の圧勝でした。

 

続く、準決勝も選抜メンバーが所属しているチームでした。

2週間前まで共に戦った仲間との対戦でしたので、

複雑な思いでしたが、目標を達成するために

切り替えて戦いました。

 

3回戦からずっと私たちへの対策で守りを固めてくる

戦略でしたので、慣れてきていました。

 

いかに得点を奪うかに集中していました。

試合開始からエンジン全開で戦いました。

 

速いテンポで攻撃をして対策しきれないように

攻め続けていました。

 

得点を積み重ねて、4点を奪いました。

守っても0失点で危なげない戦いができました。

 

いよいよ決勝戦。

これに勝てば全国大会!

負ければ終わりの天国か地獄の試合。

今までこの試合に勝つために、厳しい練習に

耐えてきたことを思い出しながら

試合に臨みました。

 

この日は大雨が降っていてピッチコンディションは最悪でした。

水たまりができていて、思うようにボールが転がらない、

ボールが飛ばないという状況でした。

ドリブルしてもボールが止まるので前に運べませんでした。

 

試合が始まるとやはりピッチコンディションの影響で

なかなかうまく試合運びができませんでした。

 

私たちの強みのスピードのある攻撃をすることが

難しい状況でした。

 

 

それでも前半のうちに先制点を奪って、

粘り強く戦っていました。

 

後半に入るとさらに雨は強くなっていきました。

 

このままリードして試合を進めたいところでしたが、

相手の攻撃で混戦からのこぼれ球を押し込まれ、

同点に追いつかれました。

 

その後は勝ち越しのゴールを狙って攻め続けていましたが、

得点を奪えずにいました。

そんな中、相手のカウンター攻撃で一瞬の隙を付かれて、

逆転のゴールを許してしまいました。

 

まさかの状況と、最悪なピッチコンディションで

苛立ちや焦りが出てきました。

 

守りを固めてきた相手にゴールを奪うことができません。

時間だけが過ぎていっていました。

それでも最後まで諦めずに戦っていました。

 

後半も残りわずか。

このまま負けてしまうのか…

と思われた瞬間。

 

相手のボールを奪った私が、味方選手へラストパス。

それを冷静に相手ゴールに流し込み

起死回生の同点ゴールを決めてくれました。

 

試合は終了し、同点のまま延長戦に突入しました。

 

最終結末は次回綴らせていただきます。

次回を読んでもらえると嬉しいです。

 

高校生偏⑭につづく

 

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最後まで読んでいただいてありがとうございました🌟