高校生偏⑩
いよいよ最終学年。
勝負の年。
インターハイ予選に向けて
春休みには合宿や遠征を重ねていました。
兵庫県の招待大会では優勝し、
三重県の招待大会でも全勝することができました。
「同学年には負けられない」——その熱い闘志が、
結果に結びついたと思います。
この結果は自信になりました。
5月には待ちに待った修学旅行がありました。
しかも場所は韓国でした。
私たちのサッカー部のコーチが韓国の方でしたので、
その繋がりもあって韓国になりました。
2年生のときは遠征で行っただけなので、
今回は純粋に「旅行」として楽しみにしていました。
当時はネットとかもないので、
どんなところで遊べるのかとわくわくしていました。
しかし、待っていたのは予想外のプランが…
なんと、修学旅行中に韓国でサッカーの試合が組まれていました。
しかも2試合です。
国際交流という名目の強化試合でした。
「なんでやねん」と、思わずツッコミたくなる展開でした。
サッカー部以外の体育科の生徒たちは、
応援という名の同行でした。
これもまた、迷惑な話だったかもしれません。
キャリーケースの中にはスパイクやユニフォームなどが
入っていました。
これも「なんでやねん」ですね。
宿泊したホテルの空スペースで練習もしていました。
「どこまでサッカーをさせるねん」という気持ちでした。
他校ではまず経験しない、
あり得ない修学旅行だったと思います。
ちなみに、国際科の生徒たちは
ロサンゼルスのディズニーランド。
私たちは韓国のロッテワールド。
差がありすぎて、笑うしかありませんでした。
食事はおいしかったのは良かったです。
しかし、食べ盛りの私たちはお店のお米が
なくなるまで食べて、店員に怒られました。
37度線の板門店に行けたことは勉強になりました。
普段入ることができないところも
見ることができました。
米兵や北朝鮮の兵士がライフルを持っていて、
近くで見るのも初めてでした。
あの緊張感は今でも忘れられません。
そんな貴重な経験をして
帰国後はすぐに始まるインターハイ予選に向けて
再スタートしました。
高校生偏⑪につづく
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