高校生偏③
🔥後輩ができた春、幼なじみと再び
2年生になり、1年生が入ってきました。
その中には、5歳から一緒にボールを追いかけてきた
幼なじみの姿もありました。
彼が入学してきたことは、何より心強かったです。
部員が増え、競争も激しくなり、
昨年は試合に出ていた選手が、
今年はベンチに回ることもある状況でした。
副キャプテンとして、私はチームを引っ張る立場でした。
仲間や後輩に厳しい言葉をかけることもありました。
励ましながらも、時に自分の責任感が強すぎて、
厳しさが先に立ってしまうこともありました。
それでも、勝利のために、仲間と向き合い続けました。
⛰️寮生活と朝練──削られる日々の中で
寮生は2年生になっても毎朝練習は継続していました。
グランドに出るとコーチからスパイクを脱いで、
ランニングシューズに履き替えるように言われ…
朝から山を走ることも珍しくはありませんでした。
1日3回~4回の練習は過酷でした。
練習の締めくくりは紅白戦をしていました。
ただの練習試合ではありません。
本番さながら、いやそれ以上に激しくぶつかり合っていました。
時には公式戦よりも熱く、激しく、
意地と意地がぶつかっていました。
紅白戦の後には、インターバル走でした。
AチームがBチームに負けると
いつも以上に走らされるからです。
全力で試合をした後のインターバル走は本当に
きつかったです。
後輩たちも、必死に食らいついてきました。
1年間の厳しい練習を積んできた私たちとの間には、
まだ差がありました。
それでも、試合に出るためには誰にも負けられない
気持ちでいっぱいでした。
手を抜く余裕など、どこにもありませんでした。
⚔️ 3年生との戦い、張り詰める空気の中で育つ絆
学年は一つ上だが、昨年からずっと彼らと戦ってきました。
だから、格上という意識はもうありませんでした。
むしろ、彼らに勝つために、
日々の練習と練習試合を積み重ねていました。
インターハイ予選が近づくにつれ、
空気は張り詰めていました。
でもその緊張の中に、確かな自信と仲間との絆が
芽生え始めていました。
🌟インターハイ予選、涙の栄冠
これまでしっかりと準備をしてきたので、
気負うことなく冷静に戦うことができました。
1回戦から順調に勝ち進み、昨年度敗退したベスト8も
難なくクリアしました。
迎えた準決勝でも危なげなく勝ちました。
そして、初めての決勝戦。
私はゲームキャプテンを任されていました。
勝つことしか考えていませんでしたが、
さすがに緊張しました。
これまで順調に勝ち進んできましたが、
決勝では思うようにはいきませんでした。
一進一退の攻防が続いていました。
私は勝利を目指して仲間に大声で激を飛ばしていました。
そうすると先制点を奪い、均衡が破られました。
このまま流れを掴みたいところでまさかの失点…
再び同点になり、どうなるかわからない状況でした。
しかし、後半残りわずかなところでエースが決めて逆転しました。
そのあとは反撃を寄せ付けず、勝利することができました。
創部2年目の快挙。
そして2年生と1年生だけで掴んだ初の栄冠でした。
表彰式のときは嬉しさと安堵感が入り交じり、
大粒の涙を流していました。
優勝できたのはみんなで厳しい練習に
耐えてきたからだと思います。
そして試合でいつも通りの力を発揮できた結果だと思います。
今まで優勝という言葉から見放されてきました。
「優勝するって大変だけどこんなに嬉しいのか」
と何とも言えない感情になりました。
そして、初めての全国大会。
未知の領域へと、仲間と共に踏み出していきました。
高校生偏④に続く
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