渡邉まゆ美です。
私は無事に岡山で当時16店舗出店されていた
大きな整骨・鍼灸院のエステ部門のエステティシャンとして働き出しました。
整骨院の先生、鍼灸の先生はみなさん国家資格をお持ちです。
だけど私はそんな資格も一切なく
身体を治すだなんてとんでもない、と思っていました。
エステティシャンの仕事は機械を使った痩身、オイルリンパマッサージ、フェイシャル、足つぼが主なメニューでした。
しかも当時とても人が少なくて身体のことを詳しく教えてもらう前に
手技だけパーッと教えてもらって先輩からのOKが出れば即ご予約に入る、というような状況で
ここでも本当に日々緊張しながら施術に入っていました。
まだ入社3週間ほどの私と何年もしている先輩とがここでも同じお金をいただくんです。
お客様から怒られないように必死になって施術をしていました。
そしてやはり整骨院に来られるような方がお客様なので背中や肩のコリが普通じゃないんです。
みんな亀の甲羅のような背中をしていらっしゃる。
ゆーーったりとした優しいオイルマッサージをしてても全然満足してもらえないんです。
だから先生達に昼休みとかに
「ここが凝ってる人はこうすると早く解れると思いますがどうですか？」
「ここがカチコチに固まってる人はここを押すと早い気がしますがどうですか？」
と聞きまくって施術に入っていました。
そうするうちに入社から半年経たないうちに先輩達を差し置いて5店舗のエステ部門のチーフを社長から依頼されました。
シフトを組んだり今月のお得メニュー等を考えたりしながら
先輩達に施術で負けたくなくて一生懸命お客様に入るうちに私のご指名がたくさん入るようになりました。
本当に8時間勤務中、一日中施術してましたね。
休日出勤で事務仕事をしながら本当によく働いていました。
でも夫が当時していた仕事の都合で
三重県に引越することになりました。
それで退職したのですが
三重に引越しした直後に夫の取引先が倒産するという事件が起こり
そのまま新たにご依頼いただいた米子に2014年の8月に引っ越してきました。
夫の仕事の都合で引越してきた山陰。
日本海側出身の私は長い瀬戸内生活で雪の心配のない冬の快適さを知ってしまったので
最初はまた寒くなったら雪の心配するんだー、とげんなりしていました。
だけどここで暮らしてみて改めて感じるのは
ここでなければ私は今の仕事をしていない、ということです。
ボディワークの仕事に入るきっかけをくれたのも山陰、今の私を作り上げてくださったのもこちらで出会った人たちのおかげ様です。
では
2015年の11月からサロンで施術を始めた私が
なぜ講師の道を進むようになったかを次にお話させていただきます。
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