お久しぶりです。
気がつけば1ヶ月以上ブログを放置してしまいました。
ほんとは明日のメリポピ観劇記録書いてもよかったのですが、ひさしぶりでいきなりそれも文章力が低下してそうな気もするので、先に読書録を書きたいと思います。


余命1ヶ月の花嫁。
小学校の頃読んでから、定期的に読みたくなる本です。

がんと闘う女性の記録ですが、そのひたむきな姿勢に、強く感銘を受けます。
がんは遺伝要素も強いので、私はあんまり他人事じゃないんですよね…
母方も父方もがんと闘っている、闘い抜いた親族がいるので。
かといって、この本の主人公、千恵さんみたいに前向きに、強く闘い続けられるかって聞かれたら、もちろんそんな自信はないです。

千恵さんの発する一つ一つの言葉が胸に響く。

今のこの生活を、当たり前って思っちゃいけないんですよね。
学校に行って勉強出来るのも、ミュージカルスクールで同期と切磋琢磨できるのも、観劇できるのも、全部ありがたいこと。
もちろん、支えてくれる両親がいて、悩みを聞いてくれる親友がいて、色んなこと話せる先生がいて。
それも全部奇跡。

今回読んだときは、涙が止まりませんでした。
というのも、今月の始めに、昔からとてもよくしてくれた、私にとってすごく大事な人がいなくなってしまって。
先ほど、がんと闘い抜いた人って書きましたけど、ほんとにその方や、おばあちゃんのことは、がんに負けたと思ってないです。
最後まで闘い抜いた、と思ってます。
こんな早くに逝ってしまうなんて思ってなくて、最後に交わした会話を今でも思い出せるくらい、それもほんとに普通の会話だったので、ショックでした。

今生きていること、周りの人達に支えられてること、ちゃんと感謝して。
おばあちゃんやその方がいつも友達に私のことを自慢してくれていた、「頑張りやさん」の名に恥じないような、そんな人でありたいです。