桜城さんに連れてこられたのは、雑誌で何度も取り上げられている有名な美容室だった





京谷「ここの椿さんってスタイリストが、俺の担当」





オシャレで清潔感あふれる外観に、広々とゆったりして落ち着いた雰囲気の店内

桜城さんが中へ入ると、奥から背の高い男性が歩いてきた





???「あっらー!ちょっと今日Yくぁじゃない!」


京谷「久しぶり、椿さん」


???「ちょっと、だあれ? その子!」


「(ま、待って・・・・頭がついていかない)」

「(こんなにカッコイイのに、この人・・・・おねえ系!?)」


京谷「この人が椿さんで、ここのオーナー。椿さん、こいつ、『Enchanted』のデザイナー」


椿「あら、そうなの! どうして京谷と一緒にいるわけ?」


「今度うちで立ち上げる新ブランドで、桜城さんにモデルとデザインをお願いすることになりまして」


椿「なるほどね。それでうちにマーケティングに来たわけだ」