撮影現場になるスタジオの裏、誰が通るか分からない場所で、突然、桜城さんの唇が、私の唇を覆った

抵抗しようを手を伸ばすと、手首を掴まれて、壁に押し付けられた

ドンッという音がして、誰かにばれてしまうんじゃないかとひやっとする




「やだ・・・・・・っ」




深くなるくちづけに、腰から力が抜けてしましそうになる

どうしてこんなことをするのかと、くちづけたまま彼を睨みつけた




京谷「へぇ・・・、意外。 もっとって言わないのか?」


仕事中です・・・やめてください


京谷「ふぅん、そういうとことろもちゃんとしてんだな」


「ちゃんとってどういう意味ですか? 仕事中にこんなことするなんて・・・・」


京谷「俺のこと、男として色目つかってくるんじゃないかって、テストしてみただけ」


「てすと・・・?」





桜城さんの言葉の意味を図りかねていると、彼はニヤリと笑う