劇中歌とエンディングが笹生実久。それが観るきっかけでした。

現代社会に魔法と「魔法"遣"い」が普通に存在し、市民からも認知され、魔法士(?)という資格まである、そういう世界観です。そのための研修先が物語の舞台です。
主人公の鈴木ソラを始め魔法遣いとしての才能は多分に遺伝に因ることになっていて、もちろん優劣もあるという話ですね。
依頼書に基づかない魔法の使用は違法だとか、なんだか妙にリアルなところも多く。
描写も面白いですね。実写混じりの背景と、呑気な感じの人物。
主人公が北海道出身という設定で、なかなか本格的に訛っています。それだけでも観る価値充分ですね、ええ。

座学と実習を並行して魔法士としての訓練を積んでいく…という展開ですが、終盤はちょっと閉口。伏線なしの急展開、少々安直なんじゃないかな、と。
まあそれも夏らしいといえば夏らしい、そういうキーワードではあるのですが。


で、ちょっと方向はズレますが。
バレーボールや相撲なんかを思い浮かべてしまうんですよね。体が大きいからという理由でその道に進んだとすれば、遺伝で魔法が使えるから魔法士になった、と変わらないわけで。
で、誰もが「その道」で食っていけるわけではないと思うんですが、もし彼らの人生が、社会が用意したレールに乗らなかったらどうなるのかな、と。闇魔法使いみたいなのになるのかな。あるいは一生隠し続けるか。そのへんは登場人物の親がヒントかもですが。
まあ資格は資格であって、その職に就くかどうかは自由になっているみたいですけどね。
カナリヤが歌い屋にならなかったら。



原作は別にあり、他のアニメや実写もあるみたいなので、機会があれば触れてみたいと思います。

魔法遣いに大切なこと ~夏のソラ~ 1(DMM)


魔法遣いに大切なこと ~夏のソラ~ 1(通常版) [DVD]/花澤香菜,前野智昭,井上麻里奈

¥5,985
Amazon.co.jp

下北沢北口、銀行前にて/YASUKO(=micc)

¥2,625
Amazon.co.jp

乾いた花(TVアニメ「魔法遣いに大切なこと」エンディングテーマ)/micc

¥1,260
Amazon.co.jp

乾いた花 - EP /作者不明

¥550
iTunes
※モバイル非対応