前回に続き、第二弾の最悪な相性です。

前回はアスペクトが示す相性を紹介しました。
おさらい・・・
A さんの太陽に、B さんの火星( コンジャクション、スクエア、オポジション )
A さんの太陽に、B さんの火星( コンジャクション、スクエア、オポジション )
個人天体に対し、凶星がハードでアスペクトする関係のお話でした。
コンジャクションの相性は吉凶混合なので、実際の関係性の距離感さえ
つかめてれば、吉と働く場合がありますが・・・
スクエア ( ←ぶつかり合いで1番最悪 ) オポジション ( ←常にファイティングポーズ状態 )
こんな関係です。

今回は、自分のハードアスペクト ( 複合含む )を刺激する
または、シナストリーで複合のハードアスペクトが形成されてしまう相性です。

Tスクエアやグランド・クロスといった複合ハードアスペクトは本人に試練を与えます。
スクエアなどは内面葛藤が起きやすく、常にジレンマを抱えている状態ですし
オポジションは外からの刺激に反応しやすく、常に綱引きのような力んだ緊張状態に
なりやすいです。その部分に外部 ( 他人 ) から刺激を受けるとピリピリした
関係になってしまうのです。

例題: 

 
A さん(黒枠・ライン) には、火星・土星の合にテイルがオポ、そこに水星が絡み
Tスクエアがあります。
B さん ( 緑枠・ライン ) の天王星が、AさんのTスクエアに重なってます。
天王星は、個性・自我・独自性を表します。B さん独自の感性はA さんに水星を刺激してます。
このような場合、B さんの言動がA さんにとっては非常識に受け取れる場合があります。
個人の個性・常識は、他人にとって非常識と受け取れる事が多々ありますが
そういう状態なのです。
B さん(天王星 )の言行動は、A さん(水星)にしてみると 「 はぁ?何言ってるの?」と
疑問符がついてしまうという訳です。
A さんには土星と火星の合もあります。これはアクセル(火星)とブレーキ(土星)を
同時に踏んでしまうようなストレスの多い角度を持ってます。
そこにB さんのアクシデントを意味する天王星が重なってます。
こうなると、両者の間で事故のような出来事が起きます。
実際にトランジットで見た場合も、火星、土星、天王星は典型的な事故のアスペクトです。

このように個人のハードアスペクトに刺激する相性は、大概が長続きしません。
これは、実占しててもよく見られます。
互いが努力しても、ダメージが強すぎて徐々にフェイドアウトしてしまう人たちが多い。
実際、別れを選んでる確率が高い相性です。
このような相性で長続きしている人たちは、別居婚であったり
互いの収入や生活スタイルをいっさい干渉しなかったりと、他の人からは
少し理解しがたいスタイルを取っていたりします。
要は、一緒にいる意味があるのか・・?というほど、互いの間に距離感を持っていたり
干渉をしないラインを引いたりしないと長期的な関係は保ちづらいのでしょう。
中には、ハードアスペクトを刺激する相性でも 「 寺内貫太郎一家 」 のように
毎日、ちゃぶ台をひっくり返すような大喧嘩をしながらも楽しく暮らしてる人もいますが・・
稀ですね。毎日のように顔を合わせて生活しなくていけない場合は、やはり別れという
結末を選ぶカップルが多いです。