来月10月6日に土星が蠍座に入ります。
ネイタルチャートで不動宮 ( 牡牛座・獅子座・蠍座 )の初期度数に
ASC、MCや天体がある人や、トランスサタニアンが蠍座の人は色々と変化が出てくると思います。


蠍座の土星は、天秤座の土星のテーマの 「 続き 」 を引き継いで行くわけですが
色彩が変わるので大きな変化が見て取れると思います。
天秤座の土星では 比較検討をしながらの「 外交、関係性の築き方 」 などがテーマでしたが
蠍座の土星では、さらにその関係性に深入りしていく感じになります。
深入りし蜜にしていく関係がテーマにはなっていくでしょう。
蠍座の持つ 「 密な関係性 」 に、土星が持つ 「 責任やルール 」 が交わるのです。

天秤座の土星は、表面的な付き合いや関係でも 秩序、ルールを持った
「 親しき中にも礼儀あり 」 という関係の在り方でした。
次の蠍座の土星は、向きあったからには深い付き合い方を
そして、その関係での秩序やルール 、責任を果たす・・ というのが蠍座の土星のテーマになるのです。
「 深入りした以上、責任を持つべき! 」 といった主張も出てくるでしょう。
蠍座色の 「 支配力 」 も加わり、その主張の枠組みは太く頑丈になってくるでしょう。


土星がネイタル天体や、感受点にコンタクトを取るときは、制限や試練
ストレスがかかるだけではなく 秩序や枠組み、ルール、責任の在り方の見直しや
精算を促してます。
これから先の人生のためにも、現在の自分の在り方、関わっている事の関係性
進むべき方向性など、あらゆる面での見直し、精算、メンテナンスを余儀なくされます。

年代的には20代最後に、最初のサターンリターンを誰でも経験します。
その後、50代最後に、二度目のサターンリターンがきます。
( ピンポインではないので、30歳前後、60歳前後という感じ )

占星学の勉強をしてて思うのは、20代のサターンリターン後の方が土星を意識できるということ。
その時期の見直しや精算は、辛く厳しいですが土星を味方につけるためにも
それをキッチリ経験することは大事なことだと思います。
土星の示す試練に向き合い頑張った人は、その後、責任を果たせる人間として
信頼や尊敬、責任者として慕われ活躍する場を与えられます。
それが土星を味方につけるということなのです。
土星は自力でケジメをつけない人には味方にはなってはくれないのです。