東京ダビングセンター

[PR]思い出が色褪せる前にVHSをDVDへ


1.DVDの開発
 DVDはLDの代替の次世代デジタルメディアとして開発されましたが、開発企業であるSONY,Philips,東芝,松下を主としたメーカー側の意見の食い違いにより、様々な規格をもつようになりました。1994年12月にはSONYとPhilipsがMMCD規格というDVDの規格を発表し、翌月1995年1月には東芝と松下がまったく違うSD規格を発表し、これにより2つの種類のDVDの規格ができてしまいます。

2.DVD規格の統一
 しかし実際にDVDを再生するパソコン会社では二つの違う規格に対応するのは当然負担となってしまいユーザーを混乱させてしまうとして、1995年8月に両方の規格をなんとか統一できないかと企業に要望します。これを受けて企業側では規格統一の話し合いを開始、はじめは双方の主張を曲げないSONY,Philips側と東芝,松下側には距離があると考えられていましたが、翌月9月にはSONYがユーザーのために大幅に譲歩することで同意が達成されました。この話し合いにより、DVD-ROM,DVD-R,DVD-RAM,DVD-Video,DVD-Audio,DVD-RWといった規格が制定されました。

3.DVD規格の分裂
 これにて一見落着…と思いきや一度同意されたDVDの規格はまたもや分裂の道をたどっていきます。1997年7月に「どちらを正式な規格にするか」という会議で敗北したSONY等6社が、その敗北した規格を諦めきれずに独自規格として市場に発表したのです。この規格がDVD+RW,DVD+Rです。
 これにより「正式規格」と「独自規格」という2つの規格が生まれてしまい、DVDの規格はまたもや分裂してしまいました。それからはそれぞれのメーカーがそれぞれの指示する規格を製品に採用し、追い付け・追い越せの規格争いを続けています。「よりよい規格の製品を出し、たくさんのユーザーの支持を得て,自分のメーカーの規格のDVDを一番にしてやろう!」とメーカーが躍起になって開発を続けています。

4.ブルーレイディスクとは
 2006年11月に新発売されたPlayStation3に関してもこの規格争いが関係しています。PS3ではDVDの再生に「ブルーレイディスク(Blu-ray Disc,BD)」という規格を採用しました。ブルーレイディスクとはPS3の開発メーカーでもあるSONYや松下が発表した新しい規格のDVDで、今までのDVDの規格を大きく上回る性能を持った規格です。一方ブルーレイディスクに遅れをとるまいと東芝とNECはAODというブルーレイディスクに匹敵する規格を開発し、規格の分裂は進む一方となっています。

5.規格争いの明と暗
 確かにこの争いによりメーカー間の開発が活発になり、よりより製品が出てきているのも事実です。しかしユーザー側にとっては多くの規格が混乱を招いているのも事実で、問題となっています。