それは色んなジャンルに分かれる。
- デート物
- ナンパ物
- 陵辱物
- 大人数物
、、、etc
その中でも、季節によって毎年企画される作品がある。
特に春夏秋冬通じて注目されるのが夏物だ。
リリースの真夏に備えて、我々はそれを春先から撮影準備に取り掛かる。
例えば、キャンプ場を借り切って、BBQからの青カンだったり、
はたまた、プライベートビーチで戯れる男女大人数カップルの乱交だったりとバラエティーに飛んでる。
そんな、ある日のこと
俺はとあるメーカーの会議室に呼ばれていた。
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夏物企画に出演してくれる男優
そして
セクシー女優
俺は、そのキャスティングに選ばれたのだった。
実に内容が気になる
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一体どんな企画なんだろうか
沖縄のプライベートビーチ?
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軽井沢の避暑地?
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それとも
東京湾ナイトクルージング~
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なんて、勝手に期待して胸を膨らませていた
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、、、、、、、、、、
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「心霊企画です」
ん?
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も一度
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、、、ん??
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「心霊トンネルでセックスしてみたって企画です!」
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、、、、、、、、
、、、、、、、、。
ちょっと何言ってるかわからないんですけど、、、。
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え??
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えーーーーっっ!!!
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!!!!!!!!
しまった!!
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確かこのメーカーってここ数年、夏になると『心霊企画やってる』って噂聞いたことがある!
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それは
- 廃墟でセックス
- 樹海の中にテント張ってセックス
- 自殺の名所でエロ巡り
こんな内容だったような、、、。
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しかし
よりによって、なんでトンネル??
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車通るし、、、無茶苦茶じゃん!
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しかし既にディレクターが意気揚々と、ホワイトボードを使って企画説明をしていた。
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その舞台となる幽霊トンネルとは
『某所にある有名な心霊トンネル。
それは昔、家族旅行を楽しんでいた一台のワゴン車がトンネル内で起きた玉突き事故により、大破してしまった。
全員即死だったのだが、、、
サンルーフから顔出していた、男の子の頭が事故の衝撃により、首元から消えてしまった、、、
現場検証は行われたが、それらしき物は一切出てこなかったと言い伝えられている。
それからというもの
首の無い男の子が
自分の首を探して
彷徨っているというのだ。
それからもトンネル事故は絶えず
いつしか、そのトンネルは閉鎖し、立ち入り禁止となった。
そのトンネルの割と隣接した場所に、今では新たなトンネルを開通させ、現在は何事も無かったように安全なトンネルとして人々に利用されていると言うのだ。
めでたし、めでたし』
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、、、、、
めでたくないわっっ!!!!!!!
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ムリムリムリーーーーー
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怖い!怖い!怖い!
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この企画たてた奴も怖い!!!!
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一緒に説明を聞いていた女優の顔が、みるみる蒼ざめていくのがわかった。
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小柄で、幼げなロリフェイスの彼女
下を向いて小刻みに震えていた、、、怖いの苦手なのだろう。
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いやいやいや!
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俺だって苦手だわー
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「TAKAさんは、カメラライトを頼りに女優さんを先導して、トンネル内部を映しながら中間地点まで進んで行きます。」
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容赦なく淡々と説明を続けるディレクター![]()
この企画の全貌がこれだ。
『心霊トンネルの真ん中で、下半身を露わにした男女。
恐怖に慄きながらも快楽と刺激を求め、セックスを繰り広げる様子をカメラに納めるのだ。
果たして
その画像に映り込むモノとは何か。』
その検証を兼ねた企画だというのだ。
、、、、、、、。
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ヤベェ奴らだな、、、。
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しかし説明の最後に、こう付け加えられた
この企画に対する出演料は、
いつものギャラの3倍を支払いします、、、と。

(画像引用元:https://www.pixiv.net/artworks/26156804)
撮影時間にして、約1時間
美味しい、、、だが、、、怖い![]()
う〜ん、、、
「お二人どうしますか?やりますか?やりませんか?」
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プロデューサーが促す。
、、、、幼げな彼女は、想像しただけで
、、、無理だろうなぁ
、、、今にも泣き出しそうな表情だったし、、、
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、、、、、
「ハイ!私やります!!
頑張りましょうねTAKAさん!!」
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いや、やるんかーーーーい!!!!
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主演女優がやるとなると、断れない雰囲気だ。承諾する以外選択肢が無かった
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女は怖い、、、いや、アンタが怖い。
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あれよあれよと時は過ぎ、ついに決行の日を迎えた
当日の夜は、昼間降った雨も上がり
月が顔を出していた。
夜の10時に事務所集合した我々は、ADが運転するワゴン車に乗り出発した。
運転すること2時間半
深夜12時を過ぎた頃、現地へと辿り着いた。

(※画像はイメージです。)
何年前に閉鎖されたのだろうか?
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入口には網が張られ、立ち入り禁止の文字が行手を塞ぐ。
鬱蒼とした草に覆われたそこは、更に恐怖心を駆り立てるのだ。
昼間の雨で、ジメジメとした湿気が肌に纏わり付いている。
辺りを照らすLEDライトをカメラに装着した。
いよいよ出発だ。
「じゃあ、お二人さん!いい作品、期待しているからねー!」
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ディレクターは、入口で終始待ってるだけ。
いい気なものだ![]()
草に覆われた入口が薄っすらと浮かび上がって来た、、。
その先は、漆黒の闇
辺りは静まり返っていた、、。
「TAKAさん!無理!!怖い!!
脚が動かない!!私霊感あるもん!!」
つべこべうるさい
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金額聞いて即答だったくせに![]()
「ゆっくり歩いて下さい!!私もう周り見れない!!」
俺だって怖いわ![]()
チンコ縮んでるし
そろそろ中間地点だろうか?
暗闇の中、壁を照らすライト
缶スプレーで書き殴ったような文字が映し出されてきた
不法投棄された電化製品や、空き缶、雑誌などが辺りに散乱していた。
やるべき事を速やかに果たし、早く戻らなければならない。
しかし
もちろんチ○コは、いつも以上に小さく縮んでいる状態
興奮しなきゃ
興奮しなきゃ
焦りを感じていた。![]()
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彼女のパンツの中に手を入れた
身の毛もよだつとは、まさにこのことか?
毛が逆立っているように感じた、
「TAKAさん、、、私、、、怖くて、、もう、、、ダメ、、」
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その瞬間
上から落ちてきた水滴が
彼女の
額に
(ピチョン!!)![]()
落ちてきた
、、、、、、、、
ぎゃぁぁぁぁーーーーー!!!
うわぁぁぁぁぁーーーーー!!!!
バタバタバタバターーーー
嘘のようなスピードで入口に向かって猛ダッシュ!!
おいおいおいおい!!!![]()
ちょっと待っ![]()
デニムのパンツを膝まで降ろしていた俺は、早く走れずに
パタパタと不格好な小走りで追いかけた、、、
戻ると、落胆した監督とプロデューサーが待っていた。
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泣き崩れている女優
カメラチェックするディレクター
「あれ?これ?」
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入口でREC押して、撮影開始をしっかりチェックしたはず。
スタート確認したのに
再生画像には
何一つ映っていなかった
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行きのワゴン車の中で撮った、2人の意気込みやインタビューも
全て
消えていた、、、、、、。
そして
3倍の予定だったギャラは
何も撮れなかったと言うことで
いつもの三分の1に減っていた、、、。
チーーーーン
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終わり
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【次回予告!】
TAKAの次なる現場は?
フェチものコスプレ!
しかも戦隊ヒーローもの!
俗にいうヒロピン(ヒロインがピンチになる)作品!
俺の役は。。怪人!?
まさかの着ぐるみ!?
えっ?これって本当にエロなの??
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俺は一体どこにむかっているの!?
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次回
6/5 金曜日19時を
乞うご期待!!

