毎週こちらに経験談を執筆するようになり、忘れかけていた出来事や喜怒哀楽。






様々な想いが走馬灯のように頭を巡る。
真顔





そう言うと、死期が近いみたいに感じる?
ニヤニヤ





いやいや

先日、人間ドックも終えて、健康そのものだった。






とかく人生は、想定外のことが突然起こるものだ。






上手く行くこと行かないこと。






良い時も悪い時もある。






挫折、、、滝汗






それを経験したのは、27歳冬の始まりの頃だった。
真顔


、、

 

 

、、、

 

 

、、、、

 

 

、、、、、


そう。






話は、AV業界に飛び込む前にさかのぼる。






サラリーマンをドロップアウトした俺は、父親の会社を継いだ親友と組んで産業廃棄物処理の会社を立ち上げる計画を立ていた。
ニヤニヤウシシ





しかしそれは、あくまでも表向きの話。






その裏では、ビッグビジネスを目論んでいた。






産業廃棄物とは、その名の通りゴミとして処分する物を表す。








しかしそれは、

『この国での価値観で考えれば』

なのだ。






物が溢れ、飽和状態である我々の生活の中では到底理解出来ないこと。
 

 

 

 

 

 

それほど日常生活に不自由を強いられている国もある。






例えば、日本ではマイカーは一家に一台所有していたりする。






いや、1人1台乗っている家庭だってあるだろう。


 

 

 

 

それを聞いたからといって驚くほどのことでもない。






が、しかし






車どころか、自転車でさえも持てず

1日何十キロの道のりを歩いて生活や仕事をしている国だってある。






もちろん飢餓と戦う毎日であれば、贅沢ひとつ言えない。






戦後間もない頃、似たようなような状況が日本にもあったと聞いたことがある。






現在は、飽食の時代と言われ
人々の生活水準も上がり、浮浪者であろうと生きてゆく術があるくらいだ。






ある日のこと






俺が住んでいたマンションの向かいに、築半世紀は過ぎている、古びた風呂なしアパートが存在していた。






そこには東南アジアから出稼ぎに来ている、褐色の肌をした青年が数人で住んでいた。






彼らは、自転車に跨り片道1時間かけて仕事に出掛けていた。






そこは市街化調整区域にあり、土地百坪くらいある平地の周りに、鉄のバラックを組んだ作業場だった。






彼等は、そこで自動車の解体やオートバイなどの部品をバラしていた。






それは、もちろん国内で価値を見出せる代物ではない。
交通事故などにより前面が潰れた車を半分に切り裂き、被害の無い後半分をコンテナに入れてベトナムに輸送するのだ。






それら部品とされた車は、同じ車種であれば向こうで繋ぎ合わせ息を吹き返す。
 

 

 

 

 

 

所謂ニコイチ、サンコイチとして一台の車両を仕上げて販売する寸法だ。






毎月一度40フィートのコンテナ
【幅2.33m×長さ11.998mで約28㎡】
の中に、バラした車の部品だけではなく自転車やバイク、重機など積めるだけ入れていた。





形ある物を部品に変えることにより、商品としての価値は消え、資源としてみなされる。
 

 

 

 

 

 

すなわち輸出する際に、税金は一切かからない仕組みだ。






こうして鉄屑と判断された物が、東南アジアで商売としてなりたっていた。






問題は、その発想や作業を行う人物に日本人が1人も居ないと言うことだ。






もし、それを確かなルートで日本人が始めたなら、、、






『産業廃棄物処理業者』として様々な廃棄物を東南アジアに輸出できたなら、、、






俺達はそこに目をつけ、虎視眈眈とその時を狙っていた。
ニヤニヤウシシ





日本はリサイクルの宝庫である。
 

 

 

 

 

 

溢れ出るゴミは宝の山であった。
ニヒヒウシシ





ゴミに活路を見出す日本人は少ない。

 

 

 

 

 


要らないもの、必要無いものをゴミと見做す。






しかしながら価値観は、人それぞれなのだ。






「捨てる神あれば拾う神あり」






大学生の頃、3ヶ月間を費やし東南アジアをバッグパッカーで旅をした経験がある。






カンボジア・ベトナム・台湾・フィリピン・タイ・インドネシアと渡り歩いた。






そこで目にしたこと、、、
滝汗






我が母国日本は恵まれ過ぎていた。
ぬるま湯に浸かって、ハングリーな精神を忘れていた自分を痛感したのだ。






お腹いっぱい食べた記憶など忘れるほど貧しく






赤ん坊を背負い、物乞いをする母親の姿。






働きたくとも職がなく、花を摘んで作った飾りを売り歩く子供達。






走り過ぎる車は、見慣れた国産車とバイク。
 

 

 

 

 

 

何年も前のポンコツを、後生大事に扱っていた。
我々日本人が、駅に乗り捨てているような、歪んだ自転車さえも高くて買えないと言う。






日本が廃棄物として捨てた品々が、異国の地で息を吹き返していたのだ!






当たり前のように生活に必要な物を買い、要らなくなれば捨てればいいと教えられてきた。






そうなのだ。






外に目を向けたことにより、俺の価値観は大きく変わっていった。
真顔





それほどに、東南アジア郊外の街は衝撃的であった。






後編につづく

 

 

 

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次回予告!

 

 

 

 

産業廃棄物処理業者として、親友と手を組んだ俺。真顔

 

 

 

 

 

 

まずは、どうやって貿易をしていくかという計画を練ることになる。

 

 

 

 

 

そして、当時テレビにも話題に上がっていたあの国とのつながりができるのだが。。。

 

 

 

 

 

ゴミが宝に!お金に変わる!あれよあれよと登っていく成功への階段!!

 

 

 

 

 

しかし!!

 

 

 

 

 

人生はジェットコースターのように急転直下!!

 

 

 

 

 

さらには、まさかの大炎上!?

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

 

TAKAの男優人生のルーツはまさかのここにあり!?

滝汗滝汗

 

 

 

 

 

5/22 金曜日19時を

乞うご期待!!