中央に設置されたベッドの周りを取り囲む異様な集団。
各々マスクやサングラスで顔を覆い、白ブリーフ1枚纏った姿だ。![]()
細い人も居れば、太い人も体型は様々である。
胸毛やギャランドゥ
背中に背中毛を生やした野生的な兄貴も![]()
それぞれだ。
俺はその中に迷い込んだ1匹のギャル男。
客観的に見て、明らかに違和感がある。
1人だけゴキプリのように黒くて、やけに白ブリが映えるのだ。
似合ってる?![]()
女優と男優がベッドの隅に横並びに座り、監督の説明を聞いている。
女優は、若くて歳の頃二十歳くらいだろうか?
幼い顔に巨乳のアンバランスさが売りの可愛い新人。
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男優は、割と普通の中年。特にこれと言って特徴も無い。
我々と違って黒いボクサーパンツを纏っているくらいだ。
白ブリ卒業すれば黒ブリになると言う事であろうか。![]()
「5分後スタートです!」![]()
ADが促した。
キョロキョロする女優。
大人数現場は初めてなのか?![]()
緊張した面持ちである。
「なんか~、こわ~い!」
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確かに、これだけの異様な人数が自分を囲んで突っ立って居たら圧倒されて当たり前。
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我々に私語は無い。ただ黙って立ちすくむだけ。
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前を陣取る連中の殆どが顔を隠しているのだか、これから男優として売れて行こうと目論んでる俺は当然パブ(顔)全開!
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見定めている女優と視線が合った。
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「この人も汁男優?なんか目立ってるね!男優に居そう」
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おっと嬉しい一言。![]()
有り難き幸せ。
役柄を、仰せつかったら尚のこと幸せ。
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監督は、そんな俺を見て
「困るなぁ~影の存在なんだから、あまり目立つなよ~」
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俺は少しでも目立ちたいんじゃ~![]()
約12畳足らずの狭き部屋の中、ひしめき合ってる人の数。
人、人、人。
緊張が走る、、
静寂を切り裂くように掛け声が響いた!
「アクション!!」
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静寂の中、黙々と前戯が始まった。
それを黙って見守る面々。
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(BUKKAKE Bravers)
仁王立ちのままブリーフに手を突っ込み、シゴキ始める俺たち。
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大勢の荒い息遣いと、か細い女優の吐息が漏れる、、
「あぁ~、いや、、」
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ベッドの上に男優が仁王立ちして、正座した女優がフ〇ラをする姿。
部屋中に響き渡る、粘液をすする音、、、、、
カメラは、そんな女優を接写している。
そうなのだ、我々は基本的にカメラの画角に入ってはならないのだ。
精〇を女優の顔にぶっ掛ける瞬間だけ、ブリーフをズラしてイチ〇ツを出す。
それで最小限のモザイク処理で済むからだ。
では、何故顔隠すのか?
それは、冒頭のシーンで男優が我々の存在を紹介するからである。
「ほ~ら、見てご覧!こんなに大勢の男達が◯◯ちゃんの顔にぶっ掛けてくれるよ~」
そしてカメラが我々をゆっくり順番に映し出す。
その瞬間の為に、隠しているのだ。
さて、いよいよ正常位で挿入が始まった。
それと同時に我々の出番だ。
ついに日の目を浴びる瞬間が訪れる。
自己アピールを迎えるのだ。
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(BUKKAKE Bravers)
その時がついに、
キターーーーー
ADから、ぶっ掛けOKのサイン![]()
【ブロックサインではなく手でOKサイン】
何人か汁男の手が上がる!
ひしめき合う狭い室内、三列目の後ろで構えていた汁男。
ここは連携プレイだ!皆んなが協力!
まるで、モーゼの奇跡で海が割れるようにベッドまでの道が拓く。

前屈みでシゴキながら、不格好に前進!
ベッドに上がり、左右から汁騎士が勇姿を見せる!
ほとばしる精〇!
ちょっとカッコいい~![]()
一発!二発!五発。
体位が騎乗位に移り変わる。
次々と彼らの手が上がる!
我こそはと女優の顔めがけぶっ掛けるのだ。
そしてバックに移った。その頃には、汁男ぶっ掛け隊も半分に減っていた。
俺はと言うと、、、
あまりの手際の良さに圧倒されて興奮どころじゃ無かった。
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汁男って、発射装置がついているのか?
やる気スイッチなの?![]()
バックから、側位
人数も、ついには三分の1に減っていった。
焦りを感じる
ヤバイ!![]()
最後の正常位
出さなきゃ!
これで出さなきゃ!![]()
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残った連中、、、額に汗を滲ませていた。
思えば、顔色ひとつ変えないで仁王立ちのままシゴいていた連中こそプロの汁男優であろう。
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< 百戦錬磨のBUKKAKE隊士だよ
余裕すら感じた
残された我々は、超初心者なのだ。
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カメラに映っていないことをいいことに、各々色んなポーズでシゴキ始める者も現れた。
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まるで自分の部屋に居るように横になってシゴく者。
正座のまま瞑想してシゴく者。
はたまた、日光猿軍団で教え込まれた猿が、一芸としてやる反省ポーズのままシゴいてる者。
皆んなのプライベートが浮き彫りになる!
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さぁ、いよいよ最後の正常位だ。
女優の顔は、汁男の精子でドロドロに。
まるでスライムを上からかけたように凝固している。
手が上がった!二人、三人
気がつけば、
俺を入れて残りは四人だけだった。![]()
おいおい!マジかーー
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出来る気がしない、、、
ちょっと間を置いて、最後の一人が滑り込んだ。
三人を残して、ぶっ掛け終了の合図が出てしまったのだ。
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満を辞してメイン男優が、正常位のまま女優の顔に精子をかけて、口でお掃除させる。
「はい!カーーット!!」
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終わった、、何もかも、、、
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第8ラウンド、ジョーを倒した力石が呟いた台詞が頭の中繰り返す
そう、我々汁男は出来高制である。
一発射して、その日のギャランティーは手取り5000円。
ゼロ発射の我々三人
は、、、
0円!
領収書すら要らない!
厳しい世界なのだ。![]()
交通費すら出ず、1日を費やして帰るだけだ。
気がつけば時計の針は、21時を示していた。
空腹を抱え、スタジオをあとにした、、、
夜風を浴びて帰る俺の後ろ姿は、きっと哀愁帯びていたに違いない。
こんな想いは二度と、、、
したくない!
リベンジだ!![]()
鮭の遡上のように、必ずまた戻ってやる!
そしていつかきっと、主役の女優を輝かせるメイン男優に俺はなってやる!
俺は
海〇王になる✖️
メイン男優になる○
そう硬く心に誓ったのだった、、、、。
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おわり
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次回予告!
今度の撮影場所は、周囲を鉄格子に囲まれた場所
、ろ、、牢屋!?![]()
その時、
叫び哭く女の声が部屋を駆け巡る!
部屋には○○〇がぶちまけられて、阿鼻叫喚の嵐!
一体この撮影はどーなっちゃうの!?
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5/8 金曜日19時を

