当時28歳の俺は、友人と立ち上げた事業に失敗をして1000万の負債を抱えていた。
 

もちろん有名消費者金融から不当な闇金まで追い回される日々が続いていた。

 

 

【リアルガチでカイジ!

エスポワールに乗りたい気分。】滝汗滝汗滝汗

 
 
知り合いや友人宅をハシゴする毎日にいささか疲れていた。

俺が女なら迷わずソープの門を叩くだろうなぁ~などと本気で考えていた。

日銭も必要だが、そんな大金を短期間でどうやって返す?



そんな時にふと見つけたのが新聞の三行広告だった。



「AV男優募集!月収100万!」



こんな簡単な文句だったような、、、。

怪しい、、明らかに怪しい。
けど、藁にも縋りたい気分で背に腹変えられない俺は無意識に電話をしていたのだった。

 
 
待ち合わせは、今は無き新宿厚生年金会館前。

 
 
時間5分前に到着して辺りをキョロキョロしていると、小太りの髭男が声を掛けて来た。

 
 
「こんにちは!お電話くれた◯◯さん?」グラサン

 
 
一見笑顔だが、瞳の奥は決して笑ってない不気味さを感じた。滝汗




髭男に誘導されるまま路地裏の雑居ビルに入った。

 
 
どうやら面接する事務所らしい。
いや、事務所兼スタジオなのだろう。



広いワンフロアに不自然なSMセット。ポーン
無造作に置かれた簡易的なディスクと事務椅子。

ちょっとヤバイ所に来ちゃったかな~と後悔の念。



「ねぇ。どこまで出来るの?」



男はぶっきら棒に聞いてきた。

SMのことかな?様々な武勇伝を残してきた俺はSMプレイ如きでビビるはずなど無い。



「大抵の経験はありますよ。専門的な縛りは無理ですが、責めるのは得意です!」真顔
意気揚々と答えた。


「いやいや、君が責められるんだよ。大勢の男にグラサン

 
ん?今、メンズって言ったような、、、。真顔



そう言われてみれば、この男
小太りで短髪、繋がった髭面!
眼の奥の違和感。


こいつサブじゃん?
ゲイと言えば雑誌サブと言うくらいゲイの愛読書!マスターな雑誌

 
 
ニヤリと笑った男は、間違いなく俺を性的な眼で見ている。グラサン




おいおい!
どーなるの俺!笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 
 
AV男優募集に間違いはないけど、そっち系??

でも、『いったい幾ら貰えるのだろうか?』

そんな疑問が頭を過ぎる程に追い詰められていた時期だったのだろう。



男は、そんな俺の気持ちを察したかのように

「稼げるよ。単体になれば月100万も夢じゃない!多人数プレイもいけちゃう?」グラサン

 
 
多人数?イカツイ男にまわされる?真顔
 
 

肛門ぶっ壊れるわ!ゲローゲローゲロー
 
 
 
ってか咥えて咥えられて、入れられる?滝汗滝汗

もう、何がなんだかわからん。
タコが自分の足食べるような感覚!?



それどころしゃない。これからAV男優としてデビューしようとしている矢先、道を踏み外してそっち系の男優って。笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 
 
しかも、その要素1ミリも無いぞ俺は。ムキー

そんなことが頭を駆け巡り、現実に戻った。


 
「いやぁ~自分、男ムリなんでスミマセン~」笑い泣き



変な愛想笑いになってしまった。



「じゃあ、縛られて十数人の男に精子かけられるのなら出来るでしょ?」グラサングラサングラサン



おいおいおいおい~自分の精子も飲んだことないのに、
人様の、、しかもゴツい野郎のカルピス?



想像しただけで吐き気を催した。ゲローゲローゲローゲロー

 
 
「ちょっと無理そうです、、ゴメンなさい、、」ゲッソリ



しつこくホテルに誘われてる女子のような断り方になってしまった。

 
 
最後に男は

「じゃ、またお金に困ったら連絡してよ!君なら即デビュー出来るからさ」グラサン


そう言うと名刺を渡してきた。



お金に困っているのは確かだが、AV男優募集の記事に誘われて向かってみたら~
とんでもない洗礼を受けてしまったのだった。



美味しい話の裏にはこんなこともあるんです!



皆さんも気をつけて!!!

では、また~~笑い泣き笑い泣き