シルバー世代のナレッジを活用できないでしょうか? (text by 山田晃生)
活用事例紹介には半年振りに登場した山田です。
しばらく事例紹介は営業部の面々にお任せしていたのですが、今月はちょっと考えを披露して皆
様の考えを伺いたいと思いこの場を借りさせていただきたいと思います。
というわけで、楽しみにしていただいている皆様には申し訳ないのですが、今回は事例の紹介で
はありません。
ゴメンナサイ。
グループウェアのような情報系システムに長く携わっていて、やはりナレッジの活用について色
々考えることがあります。
ナレッジマネジメントシステム・・・一般的にはファイルの共有化やファイル内もすべて含めた
社内情報の全文検索のようなシステムを指していますが、これが有効に機能している例を自分は
あまり知りません。
特に全文検索なんてものはあくまで手段であり、検索されるリソースを管理する術が未熟なまま
実施しても、所詮インターネット検索の延長でしかありません。
リソースの情報正確性が保障されなければ判断はユーザに委ねるしかなく、最悪間違えの繰り返
しや嘘が嘘を呼ぶような結果もありうるのでしょう。
・・・と、これ以上書くと話がそれるので、自分としてはファイル共有や全文検索は『ちょっと
違う』と思っています。
ナレッジマネジメントとは何か?自分としては個人の暗黙知を形式知に変換して共有するものだ
と考えています。Wikipediaにも書いてあります(笑)。
これまで何年もデータマイニングや可視化などで実現を行っていて、その方式はある程度完成し
ているものと思っていますが今回はネクストでも中心となっている『知識の共有化』について、
その運用について考えてみようと思います。
まずナレッジの豊富な人について考えてみます。
ナレッジとは個人の暗黙知の事ですから、いわゆる頭の中にしかない情報で形式化(文書化)さ
れていない情報です。なので会社の規約やマニュアルなどは今回は省きます。
文書化されていなくて重要な情報といえば、ケースbyケースに応じた現場での応対、トラブルへ
の対応、レアケースだけど重要な知識、纏めにくいけど漠然とした情報などになると思います。
これらの知識の豊富な人は?といえば、やはり現場の方々、かつそれらを纏めている現場マネー
ジャにほかなりません。
店長、支店長、ラインマネージャ、プロジェクトマネージャ、現場監督など業種によって異なり
ますが、最前線で統括し、判断を行うにはナレッジが豊富じゃないと勤まらないでしょう。
それでは、現場マネージャの知識を形式知としてデータに残せばいいじゃないか!と喜び勇ん
でネクストに『ナレッジ紹介掲示板』とか『現場なんでもFAQ』みたいな掲示板やフォーラムを
立ててみてもあまり活用されずに閑古鳥が鳴いているのではないでしょうか?
理由は皆知っています・・・どの会社でもそうですが、現場マネージャは常に忙しいからです。
自分の仕事、部下のマネジメント、トラブルへの対応などに追われ、常日頃フォーラムをチェ
ックしたり、暗黙知を分かりやすくまとめて掲示板に投稿したりなんて、頭の中では大事だと
分かっていても二の次三の次になってしまうのは仕方がないのでしょう。
会社としても何とかそれらを改善しようとポイント制度など導入しても、そもそも現場マネー
ジャは仕事でデキる人たちなのでそんな餌には釣られず、どちらかといえば(言葉は大変悪い
ですが)仕事がデキない人たちの点数稼ぎや愚痴の場所になっている事が多いのではないでし
ょうか?
『ナレッジが豊富な人たちは仕事も豊富でそんな暇はない』
と、簡単にまとめてしまいましたが、多くのお客様のグループウェアを見てきましたが、これ
が現実なのでしょう。
それでは、『ナレッジが豊富な人たちは暇な人たち』はいないのか?と探してみました・・・
いました!
これがタイトルに書いたシルバー世代・・・
つまり会社を定年退職した方々です。
数年前に「団塊世代の定年化で多くのナレッジが失われる」と騒がれていましたが、企業の多
くはこれにどう対策したのか?残念ながら自分は知りません。
うまくいった企業、うまくいかなかった企業色々あるのでしょう。
でも、今からでもこれらの失われたナレッジを有効活用できるのではないでしょうか?
基本的に定年退職されている方は愛社精神が豊富で常に所属した会社のことを考えてくれてい
ると思います。
彼らには時間はたっぷりありますし、かつて共に仕事をした仲間たちとの交流も求めている方
も多いでしょう。
そこで例えば定年退職された方にIDを配布して『現場なんでもFAQ』を開放します。もちろん
それだけでは協力してくれないでしょうからポイント制度のような特典もつけてみます。
他にもOB会の開催やゴルフコンペのようなレクリエーションの開催や実現の場として提供する
のもいいでしょう。
このようにOBと現役の交流を増やすことにより、失われたナレッジを取り戻し、現場の底上げ
もはかれるかもしれません。
もちろん元社員とはいえ、どこまで会社の情報を出していいのか?線引きは必要ですが、ぜん
ぜん無関係なインターネット掲示板でOBが話したり、社員が質問投げたりするよりか遥かいい
のではないでしょうか?
このような事を考えてはみましたが、そもそも定年退職者がいるような会社に在席したことが
ない自分には残念ながら経験も知識も圧倒的に足りません。
リンコム自体も最高年齢が50代で、シルバーなんて言ったら社長に叱られます。
ですから、まだまだ自分の中では机上の空論にも満たない想像でしかないのです。
でも、そんな空想をリンコム通信の場を借りて書かせていただいたのは、この考えに予感めい
た自信もあるからで、これらの知識や経験のある人にご意見頂ければと考えたからです。
もしご興味をもたれて、チャレンジしてみてもいいんじゃ?と思われるかたがいらっしゃれば、
是非ご連絡ください。
不肖山田晃生 全身全霊をもって実現させていきたいと考えています。
連絡先 リンコム営業部 sales@linkcom.co.jp
または 技術統括部 山田 晃生yamada@linkcom.co.jp
最後にこの考えに名前を付けました。
あくまで仮称ですが、リンコムの送る新しいナレッジマネジメント『世代間ウェア』。
ご意見お待ちしております。
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株式会社リンコム マーケティング部
Mail: info@linkcom.co.jp
Tel : 03-5246-6711
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活用事例紹介には半年振りに登場した山田です。
しばらく事例紹介は営業部の面々にお任せしていたのですが、今月はちょっと考えを披露して皆
様の考えを伺いたいと思いこの場を借りさせていただきたいと思います。
というわけで、楽しみにしていただいている皆様には申し訳ないのですが、今回は事例の紹介で
はありません。
ゴメンナサイ。
グループウェアのような情報系システムに長く携わっていて、やはりナレッジの活用について色
々考えることがあります。
ナレッジマネジメントシステム・・・一般的にはファイルの共有化やファイル内もすべて含めた
社内情報の全文検索のようなシステムを指していますが、これが有効に機能している例を自分は
あまり知りません。
特に全文検索なんてものはあくまで手段であり、検索されるリソースを管理する術が未熟なまま
実施しても、所詮インターネット検索の延長でしかありません。
リソースの情報正確性が保障されなければ判断はユーザに委ねるしかなく、最悪間違えの繰り返
しや嘘が嘘を呼ぶような結果もありうるのでしょう。
・・・と、これ以上書くと話がそれるので、自分としてはファイル共有や全文検索は『ちょっと
違う』と思っています。
ナレッジマネジメントとは何か?自分としては個人の暗黙知を形式知に変換して共有するものだ
と考えています。Wikipediaにも書いてあります(笑)。
これまで何年もデータマイニングや可視化などで実現を行っていて、その方式はある程度完成し
ているものと思っていますが今回はネクストでも中心となっている『知識の共有化』について、
その運用について考えてみようと思います。
まずナレッジの豊富な人について考えてみます。
ナレッジとは個人の暗黙知の事ですから、いわゆる頭の中にしかない情報で形式化(文書化)さ
れていない情報です。なので会社の規約やマニュアルなどは今回は省きます。
文書化されていなくて重要な情報といえば、ケースbyケースに応じた現場での応対、トラブルへ
の対応、レアケースだけど重要な知識、纏めにくいけど漠然とした情報などになると思います。
これらの知識の豊富な人は?といえば、やはり現場の方々、かつそれらを纏めている現場マネー
ジャにほかなりません。
店長、支店長、ラインマネージャ、プロジェクトマネージャ、現場監督など業種によって異なり
ますが、最前線で統括し、判断を行うにはナレッジが豊富じゃないと勤まらないでしょう。
それでは、現場マネージャの知識を形式知としてデータに残せばいいじゃないか!と喜び勇ん
でネクストに『ナレッジ紹介掲示板』とか『現場なんでもFAQ』みたいな掲示板やフォーラムを
立ててみてもあまり活用されずに閑古鳥が鳴いているのではないでしょうか?
理由は皆知っています・・・どの会社でもそうですが、現場マネージャは常に忙しいからです。
自分の仕事、部下のマネジメント、トラブルへの対応などに追われ、常日頃フォーラムをチェ
ックしたり、暗黙知を分かりやすくまとめて掲示板に投稿したりなんて、頭の中では大事だと
分かっていても二の次三の次になってしまうのは仕方がないのでしょう。
会社としても何とかそれらを改善しようとポイント制度など導入しても、そもそも現場マネー
ジャは仕事でデキる人たちなのでそんな餌には釣られず、どちらかといえば(言葉は大変悪い
ですが)仕事がデキない人たちの点数稼ぎや愚痴の場所になっている事が多いのではないでし
ょうか?
『ナレッジが豊富な人たちは仕事も豊富でそんな暇はない』
と、簡単にまとめてしまいましたが、多くのお客様のグループウェアを見てきましたが、これ
が現実なのでしょう。
それでは、『ナレッジが豊富な人たちは暇な人たち』はいないのか?と探してみました・・・
いました!
これがタイトルに書いたシルバー世代・・・
つまり会社を定年退職した方々です。
数年前に「団塊世代の定年化で多くのナレッジが失われる」と騒がれていましたが、企業の多
くはこれにどう対策したのか?残念ながら自分は知りません。
うまくいった企業、うまくいかなかった企業色々あるのでしょう。
でも、今からでもこれらの失われたナレッジを有効活用できるのではないでしょうか?
基本的に定年退職されている方は愛社精神が豊富で常に所属した会社のことを考えてくれてい
ると思います。
彼らには時間はたっぷりありますし、かつて共に仕事をした仲間たちとの交流も求めている方
も多いでしょう。
そこで例えば定年退職された方にIDを配布して『現場なんでもFAQ』を開放します。もちろん
それだけでは協力してくれないでしょうからポイント制度のような特典もつけてみます。
他にもOB会の開催やゴルフコンペのようなレクリエーションの開催や実現の場として提供する
のもいいでしょう。
このようにOBと現役の交流を増やすことにより、失われたナレッジを取り戻し、現場の底上げ
もはかれるかもしれません。
もちろん元社員とはいえ、どこまで会社の情報を出していいのか?線引きは必要ですが、ぜん
ぜん無関係なインターネット掲示板でOBが話したり、社員が質問投げたりするよりか遥かいい
のではないでしょうか?
このような事を考えてはみましたが、そもそも定年退職者がいるような会社に在席したことが
ない自分には残念ながら経験も知識も圧倒的に足りません。
リンコム自体も最高年齢が50代で、シルバーなんて言ったら社長に叱られます。
ですから、まだまだ自分の中では机上の空論にも満たない想像でしかないのです。
でも、そんな空想をリンコム通信の場を借りて書かせていただいたのは、この考えに予感めい
た自信もあるからで、これらの知識や経験のある人にご意見頂ければと考えたからです。
もしご興味をもたれて、チャレンジしてみてもいいんじゃ?と思われるかたがいらっしゃれば、
是非ご連絡ください。
不肖山田晃生 全身全霊をもって実現させていきたいと考えています。
連絡先 リンコム営業部 sales@linkcom.co.jp
または 技術統括部 山田 晃生yamada@linkcom.co.jp
最後にこの考えに名前を付けました。
あくまで仮称ですが、リンコムの送る新しいナレッジマネジメント『世代間ウェア』。
ご意見お待ちしております。
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