さて。実はこれが最近の最大の関心ごとでした。シューカツ。
シューカツって書くとなんかおいしそうですね?
(シュークリームの皮に衣をつけて油で揚げてある感じがしますね?)
冗談はさておき結果だけいうと、誰もが第一志望にしそうな最大手ばっかり出して、第一志望含む4社から内々定もらって、その中から一番自分に合うところを一つだけ選ぶ、という、思いもよらないほどモテモテで(←言い方うざくてすいません)就活を終えるということになりました。
あ、お察しかもですが、企業の就活です。アカポスやポスドクの就活ではありません。
で、それだけ内々定をいただけたのは、それなりに工夫したところもあったからなのでは?と思うところもあるので、就活に関して、自分の経験やら思考やらをオープンにしようと思うのです、
博士課程学生はもちろん、まさに今(2022年2月末)から就活を始める新M2の方に対して。
忙しい人も多いと思うので先にお伝えしとくと、鍵は「企業研究」「自己分析」「研究内容」だと思います。
(...当たり前?)
まあやってみて色々思うところはありましたねえ。
ただ総じて思うのは、どれもこれも、とても有意義な時間だったということ。。。
研究と同様、ぜひ就活も楽しんでほしいですね!!
前置きはこの辺にしといて。
博士課程学生の就活って、結構特殊と言われています。
とはいえやってみると意外と普通だったんですけど。
まず時期ですが、これだけはやっぱり特殊で、わたしの場合化学系なので、早いところで10月スタート、という感じです。
ちなみに製薬系はかなり早くて10月が採用のピーク(?)らしいです。
化学系でも、博士のインターンはD2の6月くらいからプレエントリー開始です。
どうでもいいけどカタカナ語をローマ字で打つのめんどくさい。笑
(pre-entry、とか、英語で打つ方が文字数も少ない)
必要に応じて日本語英語混在の「ルー語」的になるかもですがご容赦ください。
このブログを読んでる人はどうやったら最大手x4から内定取れるねん、はよコツを教えてやと思ってはるかもですが、
それなら、企業研究、できるだけ早く始めてください。
(でも、学位のための研究もちゃんとしてね。)
なんでかというと、早くpre-entryしておくと、pre-entryした人限定の説明会とかに招待してもらえて
(わたしの場合はコロナ禍中だったのでほとんどオンラインでした)
たくさん話を聞かせてもらえるんですよね、で、情報をたくさん集められるんですよね。
ちなみにわたしはD2の11/1から始めましたが、すでに終わってる会社とかもあったりで、「自分が気づかないうちに扉が閉まっている」を多少は経験しました。
このようなことにならないようにするためにも、いくかどうか(ES出すかどうか)は別として、とりあえずいつどこの会社が説明会やるのか、くらいは把握しておきましょう。
で、ここで「社員と直接話をする」というのがとても重要。
話を聞く理由は、もちろん、企業研究(会社がどんな事業をやってるかとか社風を知る)ため、なのかもしれないけど、何より志望動機が高まるんですよ。
話し方とか質問への回答の仕方で、その社員のことがわかる、すると社風が大体想像がつく、となると自分がやっていけそうかどうかイメージができる、という具合に。
(ちなみに某社の博士卒社員との交流会にて、そこの社員が「全然就活してなかったからな〜」とか言ってたので、ここはないな、と思ったこともありました)
コロナ前は、こんな説明会、オンラインじゃなくて会社まで足を運ばないといけなかったのでそれはそれで大変だったと思いますが、わたしの場合はコロナのおかげで、ほぼノーコストで
(しかもオンラインなら内職もスクショも録音もやり放題じゃん?あ、したなんて言ってませんよ?)
かなり多くの会社の説明会に参加できました。
パソコン2台で2社同時にきく、なんてこともしてました(小声)
で、実際にES書いて正式にエントリーした企業でも、説明会に何度も参加して社員とたくさん喋ったところと、有名どころやしとりあえず出しただけ、のところとでは志望度が全く違いました。
たぶん、実際にその会社が自分に合ってるかどうか自分で考える、よりも、どれだけ多く話を聞いたか、の方が志望度に影響するんじゃないかな。
ここまで書いてて思うけど、そういう意味で情報戦だった気がします。
で、大事な情報って、調べてわかるような情報じゃないんですよね。
説明会での社員の一言二言だったり、自分がした質問に対する回答だったり。
なので、やっぱりとにかく説明会に行って、社員と直接話して情報を集める、これが企業研究の最大のコツだと思います。
ちなみにいろんな人がいろんなこと書いてますけど、中期経営計画読むとか四季報読むとかは、個人的には眠いだけでした。
(一応やったけど、全然ピンと来なかった)
で、今から思えばなんですけど、社員から情報を集める、特に自分が知りたいことについて社員に直接聞くって、ある意味最短距離で情報取集をしてると思うんですよね。
だって、社員は働いてる人たちですから、何を就活生に伝えれば最適か、色々自分の経験から選んで教えてくれるはずなんですよね。
ただ、自分で調べる系で唯一有意義だったのは、特許を読む、でした。
(ちなみに某社でこれ言ったら真面目すぎるやん、て引かれたので、その時点でここはないな、と確信しましたね)
まあこれは自分が良くも悪くも博士課程で、研究開発職しか志望せず、研究職の中でも「やりたいこと」がかなり絞られてたかもしれないので、修士や学部の子にはあまり向かないかもしれません。
感覚としては論文読むのと同じです。
日本語なので、そんなにハードルは高くなかったですね。
ただ、某社の某社員さんによると、「特許とは他者にパクられないために書くのであって、論文みたいにopen innovationを意図して書くものではないので、必ずしもわかりやすく書かれているとは限らない」とのことなので、論文みたいにしっかり読み込む、なんてしなくていいと思います。
まあ就活生なら、あの会社こんなこと(製品、技術)もやってるねんなー的なことが大体分かる程度でいいかと。
で、結論からいうと、15社くらいは一度以上セミナーやら説明会で話を聞いたことがある、という状態になりました。
別に全部にエントリーしたわけでもないけど、とりあえずどの会社がどんな人たちがいるところなのか、がよくわかったので、内定云々には直結しないにしても、今後化学屋さんの一人として生きていく上で良い勉強にはなりました。
さて企業研究に加え、就活で無双するのに必要なことは、自己分析です。
まず、自分がどうなりたいか、ですよね。
当たり前ですけど、どこでもいいけど有名だから志望しました、という人より、自分はこうなりたいのでこういうことがしたくて、それは御社がやりたいことと一致するから御社を志望しました、だと、当然後者の方を採用したくなりますよね。
今更だけど、就活とは競争、コンペティションなのです。
(とはいうけど博士早期選考に関しては、特に人数定めず一定のレヴェル以上の人のみをとっていく、というスタイルの会社も結構ありそうです)
明確な目標を持ってる人の方が、カッコよく映ります。
でも明確な目標なんてないよ、という人、結構いると思います。
自分の過去をおもいだしてみましょう。
自分がどういう選択をしてきたのか、それはなぜか、この辺を考えれば自分がどういう人間か、少しずつわかってきますよ。
それから、誰かの記事で読んだんですけど、何が嫌か、をベースに考えるというのもありかもしれません。
ちなみにわたしの場合は、「表現ができること」でした。
研究、とすら言ってません。
自分の色を出せる職業ならなんでもOK、という感じ。
何をしたいのか、が分かれば、志望するべき企業がわかるし、当然、志望理由をきちんと説明できるようになります。
逆に、(合わない会社だったら)ES書いてたり説明会とか行っても、自分の方向性とずれてるなと感じる(=おもろない、とか、別に行きたくもないわ、というふうに苦痛に感じてくる)ことが多くなると思います。
もしそうなったら、多分その会社は合ってませんよ。
(無理してES書き切っても書類落ちか一次落ちでしょう)
就活は、どこにいくのが偉い、ではなく、合うか合わないか、の世界ですからね。
(各企業でどんな印象を受けたか、は別記事(ii)で詳しく説明しますけど、超有名企業の人は、ネームヴァリューで志望したんだろうな、でも優秀だから採用されたんだろうな、という印象も受けました。)
わたしの場合は、(化学系の博士ですから)自分が「表現」するもので最大限世のため人のためになろうとしたらそら研究一択だろう、ということで研究開発環境(自分を成長させてくれる人がいそうか、金儲けに留まらずちゃんと「化学」ができそうか、博士をちゃんと活用してくれそうか)が最低限は満たされているところを志望しました。
そういえばですけど、敢えて上から目線で就活してた気がしますね。
「アタイがやりたいのはXXXである。お前んとこの会社が、アタイの野望を実現できそうかどうか、見定めてやんよ」
くらいの覇気で就活してた気がします。
(もちろん実際にお話しするときは、わざわざお話しできる機会を設けてくださりありがとうございます、と下からなんですけど)
まあ実際、博士ならこれくらい尖ってることを期待されてるとも思いますけどね。
そして、自分の就活の軸、ができます。
まあ志望する企業の共通点、みたいに言われることが多いですね。
志望理由の話とそんなに大差ないです。
自分が何を大事にし、何ならこだわらないか、とか、何は我慢できるけど、何は我慢できないか。
この会社は分野は合うけど人の相性は合わない、とか、あそこは収入はいいけど勤務地があんまり、とかの判断基準ができてきます。
全てが自分にとって理想的な環境、という会社はないでしょう。
どこかしら良い点があって、欠点があるはず。
複数から内定もらって、最後の企業選びの時には、この「軸」に沿って比較することが重要になります(別記事で紹介予定)。
さて最後。博士就活ではもしかするとこれが最重要かもしれない、研究内容。
修士でも、研究開発職なら自分の研究内容を喋らされるでしょう。
で、まず研究内容は、変えられません。
なぜって自分がこれまで長い時間をかけてやってきたものだから。
今更企業にキャッチーなテーマに、なんてできません。
でも、そんな必要もありません。
(とは言ったものの、わたしの場合はたまたまテーマがキャッチーだったので、多くの企業で好印象だったと思っている)
なぜなら、研究内容の発表を通して、何に注目してどう考えたか、という研究者としての思考プロセスが、審査されてるからです。
従って、学会とは違って、優れた研究成果、みたいなのは必ずしも必要ではないのです。
(もちろん研究成果あげてるにこしたことはないんだけどね)
なんやかんやで人柄とか、ポテンシャル、こいつが入ってきたら会社はどうなるのか、みたいな、人間としての自分、が評価されてると感じました。
筆頭論文1か5だったら、そら後者の方が「研究できそう」ということでプラスに働くでしょうが、でもみられてるのはそこじゃないと思います。
人柄とか思考プロセスが合ってるな、と思ってもらえれば、1の人が採用される、なんてことも普通にあると思います。
(とはいえ博士学位取得の規定を考えると1だとちょっとリスキーかな、とか思われるかもだけど)
だからここでも「相性」が大事なんですよね。研究室選びの記事でもかきましたけど。
なんとなく合わんな、ていう人とは一緒にいたくない、なんとなく合いそう、なら一緒にいたいと思う、的な。
(余談ですけど修士で就職した人で、その子はめっちゃいい子なんだけど、学部の時めっちゃ成績悪くて留年スレスレの勉強嫌いでした。でも最大手で働いてて、やっぱ人柄なんだなあと思いましたよ)
で、そうなると、内容そのものよりも、いかに伝わる資料にするか、とか、人懐っこさみたいなところ(思いやりがありそうかどうか、みたいなところ)も結構、合否に効いてくると思うんですよね。
いわゆる研究者としてのコミュニケーション能力、です。
(飲み会のコミュ力、とは別物です。あ、プレゼンの極意?についてはわたしの過去の記事を見てちょ。)
面接って、審査ではありますけどそれ以前に会話ですからね。
雑談スキルとかも、審査されてないようで審査されてると思いますよ。
ちなみにプレゼンですが、あまり大きな声ではいえませんけど、大体の企業の技術系採用担当は修士卒で、そこまでプレゼン能力は高くはなかったという印象です。
(博士卒が採用担当してたのはわたしがエントリーした中では2社で、そこはさすが博士、というプレゼンだったのを覚えています。)
なので、たぶん修士の子でも本気を出せば十分人事を説得させられる、そして周りと差をつけられるプレゼンはできると思いますよ。
まあここまでざっと書いてみましたけど、あたりまえのことしか書いてないですね。。。
でも逆にいえば当たり前のことができてれば、それで十分なのかもしれません。
だって意外と当たり前、を全部満たすのって難しいですもんね。
まだまだ深堀したい点もあるので細かい各論は続きで!