寝れん。頭んなか色々ぐるぐるで目が冴えて寝れん。胃が痛い。泣きそう。
なので、脳内妄想で不安を吹き飛ばす。
ネレン・アンミンマクラーちゃん(9)
長髪パツキンのドイツ少女である。
両親共に外交官で、幼い頃からベビーシッターに育児はなげっぱなし。
ベビーシッターさんに従順に従い、言われればすぐにベッドに向かうが、彼女は眠れない。
普段は顔も合わせない両親から、誕生日とクリスマスに貰う人形達に囲まれながら、彼女の長い夜は始まる。
テディベアが問いかけてくる。
「君は本当にあいされているの?」
「愛されているわ!」
うさぎさんが問いかけてくる。
「じゃあなんで君に会いにこないの?」
「パパもママも忙しいの、だからしょうがないのよ。だけど私はさみしくなんかないわ。手紙をくれるもの!」
横からテディベアが会話に入ってくる。
「じゃあ君は、さみしく無いって言うのかい?不満も無いのかい?」
「寂しいけれど…寂しいけれど不満は無いわ!」
「寂しいけど不満は無いの?それは不満じゃないのかい?」
「寂しいけれど、不満じゃないわ。素敵なお部屋にお人形さん。それに美味しい料理が食べられて、パパもママも優しい。不満なんて無いわ!」
「でも寂しいって不満じゃないの?僕にはわからないなぁ。本当はそばにいたいんじゃないの?」
「それは…そうだけど…。でも…でも大丈夫なの!ベビーシッターさんがそばにいてくれるもの」
うさぎさんがクククッと笑ながら、ネレンに話しかける。
「あのベビーシッターがいるからさみしくない?本当?」
「ええ!彼女はとっても優しいから、私は彼女大好きよ。」
「あぁ可哀想なネレン。残念だけど彼女は君の事を好きでは無いんだよ。」
「嘘よ!私は彼女を困らせた事無いわ。それに嫌いならもう何年も私の家になんて来ないわ!」
「彼女はネレンを嫌いじゃないよ」
「ほらみなさい」
「でも好きでも無いんだよ。彼女にとって、君はお仕事であり義務なんだよ。仕事が終って家に帰れば、家族と団欒して、すっかり君の事なんか忘れてしまうんだ。」
「うそよ!デタラメよ!」
すかさずテディベアが割って入ってくる。
「最初君と接した時は、君を考えただろうけどね。人なんてそんなものさ。君だってね。」
「わたしは…」
「いや、君も同じさ。猫のバリーはどうした?もうクローゼットの中だろう?貰ったばかりの時は寝ても覚めてもバリーバリーバリー!なのに今じゃあバリーは押入れで、僕が話すまで気づかなかったろう?忘れていたろう?」
「うるさい!うるさいうるさい!」
ネレンは耳をふさいでベッドに潜り込んだ。
なのに…聞こえてくる人形達の声。
「君の両親からしたら、君はバリーなんだよ。丁度長く連れ添った恋人みたいに、最初は愛おしくてどうしようも無いものが、義務に変わり、最後は何も感じなくなるんだ。」
「そんなことないわ…そんなこと…」
「でも、君が両親を愛してるのは本当みたいだね。だって、愛されない事に無関心で無いもの。常に1人で考え、悩んでいる。どうしたら愛されるだろうか、愛していられるだろうか…とね」
「どうして?どうしてあなた達には私の心がわかるの?」
「かんたんな事さ。」
テディベアとウサギは言った。
「僕たちは君なんだから。」
眠くなってきて、まどろむネレンにウサギは言った。
「僕はネレンだからネレンの気持ちがわかると言ったね。だけど、誰も他人の本当の考えなんてわからない。そんな時、君は自分を責めて、相手を責めて、世界を責めるだろう。悲しみに暮れて、自暴自棄になるだろう。でも、それじゃ世界は全部君の敵だ。」
テディベアも続いた。
「どうせわからないのなら、本当に愛されているんだと考えてごらん。自分を褒めて、相手に感謝して、世界を楽しもう。喜びに胸は高鳴り、世界は素晴らしいものになるだろう。」
「おやすみ…ネレン。クリスマスはパパとママに会えるね」
ベビーシッターは、眠りに着いたネレンのおでこに優しくキスをして、部屋をでていった。
おわり。
ねれねぇー。ねむくねぇー。
勉強すっかな…
なので、脳内妄想で不安を吹き飛ばす。
ネレン・アンミンマクラーちゃん(9)
長髪パツキンのドイツ少女である。
両親共に外交官で、幼い頃からベビーシッターに育児はなげっぱなし。
ベビーシッターさんに従順に従い、言われればすぐにベッドに向かうが、彼女は眠れない。
普段は顔も合わせない両親から、誕生日とクリスマスに貰う人形達に囲まれながら、彼女の長い夜は始まる。
テディベアが問いかけてくる。
「君は本当にあいされているの?」
「愛されているわ!」
うさぎさんが問いかけてくる。
「じゃあなんで君に会いにこないの?」
「パパもママも忙しいの、だからしょうがないのよ。だけど私はさみしくなんかないわ。手紙をくれるもの!」
横からテディベアが会話に入ってくる。
「じゃあ君は、さみしく無いって言うのかい?不満も無いのかい?」
「寂しいけれど…寂しいけれど不満は無いわ!」
「寂しいけど不満は無いの?それは不満じゃないのかい?」
「寂しいけれど、不満じゃないわ。素敵なお部屋にお人形さん。それに美味しい料理が食べられて、パパもママも優しい。不満なんて無いわ!」
「でも寂しいって不満じゃないの?僕にはわからないなぁ。本当はそばにいたいんじゃないの?」
「それは…そうだけど…。でも…でも大丈夫なの!ベビーシッターさんがそばにいてくれるもの」
うさぎさんがクククッと笑ながら、ネレンに話しかける。
「あのベビーシッターがいるからさみしくない?本当?」
「ええ!彼女はとっても優しいから、私は彼女大好きよ。」
「あぁ可哀想なネレン。残念だけど彼女は君の事を好きでは無いんだよ。」
「嘘よ!私は彼女を困らせた事無いわ。それに嫌いならもう何年も私の家になんて来ないわ!」
「彼女はネレンを嫌いじゃないよ」
「ほらみなさい」
「でも好きでも無いんだよ。彼女にとって、君はお仕事であり義務なんだよ。仕事が終って家に帰れば、家族と団欒して、すっかり君の事なんか忘れてしまうんだ。」
「うそよ!デタラメよ!」
すかさずテディベアが割って入ってくる。
「最初君と接した時は、君を考えただろうけどね。人なんてそんなものさ。君だってね。」
「わたしは…」
「いや、君も同じさ。猫のバリーはどうした?もうクローゼットの中だろう?貰ったばかりの時は寝ても覚めてもバリーバリーバリー!なのに今じゃあバリーは押入れで、僕が話すまで気づかなかったろう?忘れていたろう?」
「うるさい!うるさいうるさい!」
ネレンは耳をふさいでベッドに潜り込んだ。
なのに…聞こえてくる人形達の声。
「君の両親からしたら、君はバリーなんだよ。丁度長く連れ添った恋人みたいに、最初は愛おしくてどうしようも無いものが、義務に変わり、最後は何も感じなくなるんだ。」
「そんなことないわ…そんなこと…」
「でも、君が両親を愛してるのは本当みたいだね。だって、愛されない事に無関心で無いもの。常に1人で考え、悩んでいる。どうしたら愛されるだろうか、愛していられるだろうか…とね」
「どうして?どうしてあなた達には私の心がわかるの?」
「かんたんな事さ。」
テディベアとウサギは言った。
「僕たちは君なんだから。」
眠くなってきて、まどろむネレンにウサギは言った。
「僕はネレンだからネレンの気持ちがわかると言ったね。だけど、誰も他人の本当の考えなんてわからない。そんな時、君は自分を責めて、相手を責めて、世界を責めるだろう。悲しみに暮れて、自暴自棄になるだろう。でも、それじゃ世界は全部君の敵だ。」
テディベアも続いた。
「どうせわからないのなら、本当に愛されているんだと考えてごらん。自分を褒めて、相手に感謝して、世界を楽しもう。喜びに胸は高鳴り、世界は素晴らしいものになるだろう。」
「おやすみ…ネレン。クリスマスはパパとママに会えるね」
ベビーシッターは、眠りに着いたネレンのおでこに優しくキスをして、部屋をでていった。
おわり。
ねれねぇー。ねむくねぇー。
勉強すっかな…
