昨日、というか今日の1時にクインさんと電話をした。

退寮になるかもしれない事。
退学になるかもしれないこと。
そうしたら就職がないだろうということ。
地元で何かしら就職口があるだろうけど、船員になるよりも生活水準下がっちゃうし、それこそクインさんに申し訳ないこと。

自分のしでかした馬鹿なこと。だらしないこと。全部話した。


本当に呆れられてもしょうがないし、別れを告げられても無理もないと思って全部話した。

僕は正直、心が本当に昨日はポッキリ折れていたので、このまま退寮処分からの退学ならクインさんと別れようと思っていた。迷惑をかけてしまうし。それこそこんな馬鹿な男なんて、甲斐性の無い男なんてもうダメだと、価値が無いと思ったから。こんなダメ男と付き合ってたら、クインさんのためにならないって思ったから。


で、クインさんは俺の話をひとしきり聞いてから言った。

クイン「正直、呆れてるよね。」

ーやっぱり…


クインさん「もし退寮になったらさ…」

ーあぁ…そうだよね。別れるよね。本当にダメ男でごめん。絶対幸せにするって言ったのに本当にごめん。


クインさん「仕事辞めてそっち行くから、同棲しようか。通学生になればいいよ」


俺「へ?え?あ?なんていったの?え?」

クインさん「だから、仕事辞めてそっちに行くから、アパート借りて2人で住もうって言ってる」

もうだめだった。涙が止まらなかった。本当に、親以外の人に、こんなに愛されたことがあっただろうか、大切にされたことがあっただろうか。苦しい時に支えてくれる人だってわかってた。

今までも支えてくれた。電話で、メールで、たまのデートで。

ここまで、ここまで大切にしてくれるなんて。嬉しかった。自分の考えていた以上に、彼女の気持ちは本物だった。

別に疑ったことなんてない。本物だと思ってた。でも、想像以上だったんだ。

どうせブロンズだろうと思っていたのに、最強クラスの強さを誇るフェニックス一輝くらい想像以上だったんだ。


フェニックスクインさんだった。


はい。もう泣かない。
クインさんの気持ちを無駄にしたく無い。今日から本当にすべてに気を遣って生きて行こう。
全力で生きて行こう。

そんな火曜日の朝でした。