施術中に30代のお客様が、
ぽつりとこんな話をしてくれた。
「最近、
人付き合い減った気がするんです」
「昔はもっと、
毎週誰かと会ってたし、
常にLINEしてた気がするのに…」
って。
私はその言葉に、
すごく共感した。
若い頃って、
“常に誰かと繋がっている”
ことに安心していた気がする。
休みがあれば遊びに行って。
夜中までLINEして。
予定が埋まっていると、
なんだか充実してる気がしていた。
“友達が多い=幸せ”
どこかそんな感覚もあった。
でも、
30代になると、
少しずつ変わってくる。
そのお客様も、
「最近、
大人数で集まると、
帰ったあとすごく疲れるんです」
って笑っていた。
昔は平気だったのに。
気づけば、
無理して会わなくなった。
気を遣う場所に行かなくなった。
“なんとなくの付き合い”
をしなくなった。
もちろん、
人が嫌いになったわけじゃない。
でも、
年齢を重ねると、
“誰といるか”
が、
すごく大事になってくる。
会ったあと、
元気になる人。
逆に、
なぜかどっと疲れる人。
頑張って話してしまう人。
無意識に気を遣ってしまう人。
30代って、
仕事も責任も増える。
考えることも多い。
だからこそ、
人間関係にまで、
無理をしたくなくなるのかもしれない。
そのお客様が、
最後にこんなことを言っていた。
「でも最近、
予定が少ないことが、
前ほど嫌じゃなくなったんです」
って。
一人でカフェに行ったり。
静かな時間を過ごしたり。
誰にも気を遣わず、
ぼーっとしたり。
そういう時間が、
すごく大切になったそう。
私は、
その感覚、
すごく素敵だなと思った。
若い頃って、
“ひとり”
が少し怖かった。
でも今は、
一人でいられる人って、
すごく強いと思う。
誰かがいないと不安、
ではなく。
ちゃんと自分で、
自分を満たせる人。
その上で、
誰かと一緒にいられる人。
そういう女性って、
どこか余裕があって、
柔らかくて、
綺麗だなと思う。
30代になると、
人間関係も、
“広さ”より
“深さ”
を求めるようになる。
昔より、
会う人は減ったかもしれない。
でもその代わり、
“本当に大切にしたい人”
が、
少しずつ分かってくる。
年齢を重ねるって、
何かを失うことじゃなくて、
“自分に必要なものを、
ちゃんと選べるようになること”
なのかもしれません。