「あざ」があることで

神経過敏になりがちな理由がいくつかある。

血小板無力症自体は

見た目にわからない疾患ゆえに

見た目でわかる症状「あざ」は

厄介な誤解を生むからだ。


「あざ」は大抵

濃い紫色になっていて痛々しく見える。

患部を強く押せばもちろん痛いが

体を動かせないような痛さじゃないし

冷やすくらいしか処置はできない。

それに、治りは遅い。

紫色のあざが薄くなって、黄色みを帯びて

「あざ」が綺麗になるまでは

約2週間くらいはかかる。


血小板無力症の人は

「あざ」が出来やすい状態なので

大小、部位さまざま

いつもどこかに「あざ」がある状態。

なるべく気をつけてはいるけど

いつの間にか出来ちゃってる。


なのに。

こんなことが起きる。↓↓


学校で、体操服の短パンや水着から 

丸見えの大きな「あざ」に驚くクラスメイト。

何かの拍子に太ももや脛に出来た

げんこつくらいの大きな「あざ」だ。


まず男子に

「うわ!なんだそれ!」と騒がれる。

「なになに?」と人が集まってくる。

細やかな気配り女子に

「わぁ…痛そう!どうしたの?大丈夫?」

と心配される。時には

「歩ける?保健室行く?」

と急に可哀想がられ、終いには

「先生〜!〇〇さんが怪我してます!」

と、ちょっとした騒動になる。


事情を知っている先生でさえ

「とりあえず、保健室で見てもらってきて」

とか

「今日の体育は見学して」

とか

体の状態や本人の気持ちとかは

全く無視されて

勝手にいろいろ決まってしまう。


いやいや

そんな大袈裟に騒がないで〜

毎度のことなんで〜

と心の叫び&ぼやき。 


「実は、血液の持病があって

こういう「あざ」とかできやすいの」

と言わなければならない場面が幾度もあった。


時には

クラスメイトの保護者や

他クラスの先生などに

「変なこと聞くけど…

家で暴力とか振るわれてない?」

などと疑われて

こっちが驚くことも。


いやいや

普通の生活してて、できちゃうんですよ…。

まして。家族も変に疑われるなんて

そういう目で見る人もいるんだってことを知り

子どもながら、精神的にキツいな〜と感じた。


血小板無力症について知り

向き合ってくれているんだと感じたことは

正直、皆無に等しい。

もちろん

気にかけてもらったと

大切にしてもらっていたのだと

年齢を重ねた今は、素直に思える。

ただ、若い頃は

先生や友達、医者や親でさえも

腫れ物に触るような対応をしてくる度に

孤独や疎外感を強く抱いたのは事実。


血小板無力症を理解しようとしてくれたり

気持ちに寄り添ってくれたなら

どんなに平穏な毎日だっただろう。


似たような経験、同じ気持ちを抱いた人は

案外、多いんじゃないかな?