◆都市開発活動プロセス

 

◆都市開発の活動のプロセス

 

【活動拠点の創出】、【活動主体の発掘】

【活動活動資金の調達】という3つの視点です。

こうした、都市開発の活動のプロセスごとに分類する。

 

◆多面的な観点からの課題

① 魅力創出につながるエリアの確保【活動拠点の創出】

 ・空閑地などが点在、商店街の衰退を

   踏まえた核となるエリアの開発

 

② 来訪者・居住者のフィールドとなる

   地域づくり【活動主体の発掘】

 ・当該地区の魅力ある歴史文化資源等を活かした都市の再生

 ・ICTを活用した最先端技術の導入による新たな魅力の創出

 

③ 支援制度を活用した継続的な事業展開【活動資金の調達】

 ・官民連携まちなか再生推進事業の活用による事業化

 ・地元を含めた民間企業との連携による

   ビジネスモデルの構築

◆都市スポンジ化、都市低密度化

 

【都市のスポンジ化】
都市の内部において、空き地、空き家等の低未利用の空間が、

小さな敷地単位で、時間的・空間的にランダム性をもって、

相当程度の分量で発生する現象
 

 


【都市の低密度化】
人口減少に伴い都市全体の人口密度や

土地利用密度が低下する現象

 

 

◆直面する課題とデジタル化の役割

 我が国の社会経済の課題解決に向けて、

これまでの取組みを一層強化するとともに、

急速に進展するデジタル技術を取り込み、

新たな方策を講じていくことが重要である。

その際、デジタル化をやみくもに推進するのではなく、

直面する課題を明確にした上で、デジタル化の特性を

踏まえつつ取り組んでいくことが必要である。

 ここでは、直面する社会経済の課題について

国土交通分野を中心に整理するとともに、

デジタル化の役割について以下の5つの観点から整理する。

 

 具体的には、

  1. 暮らしを支える生活サービス提供機能の維持・向上
  2. 競争力の確保に向けた新たな付加価値・イノベーションの創出
  3. 担い手不足の解消に資する生産性向上・働き方改革の促進
  4. 災害の激甚化・頻発化に対応する防災・減災対策の高度化
  5. 脱炭素社会の実現に向けたエネルギー利用の効率化

 の順に記述する。

 

建設白書2023