リスクの定義。
それが、わたしの目指す道。
山あり、谷あり、何でもあり。
今日と変わらない明日なんて、おもしろくもなんともない。
死ぬこと以外はカスリ傷だから、
そんな傷なんて、笑って治そう。
主役も、監督も、脚本も自分。
どんな自分にだってなれるし、どんなシナリオにだってできる。
“あなただけの、世界にひとつしかない物語”
次のページは白紙だよ。
あなたはそこに何を描く?
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法人化一周年特別企画で作成した小冊子。
その一番最初のページに綴った言葉です。
ここに書いた言葉でもあり、わたし自身の座右の銘でもある、
『死ぬこと以外、カスリ傷』。
その言葉を受け、
先日、セッションを行ったお客様に言われました。
「吉川さんは、リスクを限定していますね」と。
わたしにとっての最大のリスクは「死ぬこと」。
逆に言えば、死なないなら、それはリスクではないということ。
人生をひとつのストーリーと考えたとき、
死んだ後でも、他の人に影響を与える人物でありたいとは思うけれど、
それでも、死ぬことは、わたしにとってゲームオーバーだ。
自分自身の目で、周りの笑顔を見れなくなるから。
何かの不安に取りつかれた時、
自分にとっての最大のリスクを頭に置いておけば、
その不安が、本当にリスクなのかを考えることができる。
死なないなら、
わたしは自分の好きな道を歩きたい。
好きなことで仕事して、借金まみれになろうが、
たくさんの失敗や挫折を味わおうが、
自分の思う結果を得られなかろうが、
死んでないなら、万事OK。
いくらでも、リベンジできる。
すべてを学びに変えて、
何度だって、立ち上がってやる。
起業支援をやっていると、
様々な不安を持った人が訪れます。
未知の世界に対する恐怖。
「借金したらどうしよう」
「失敗したらどうしよう」
「家族を養えなくなったらどうしよう」
そういう思いを持つことは当然だとも思います。
でも、その思いを漠然と抱いているだけで、
誰ひとり、そのリスクを定義していない。
借金しても、死にはしない。
だから、わたしにとっては問題ない。
でも、100万の借金が、今後返すこともできない最大のリスク値なら、
借金が100万になる前にストップすればいい。
『失敗』の意味が、先に用意した資本金が底をつくことを指すのであれば、
資本金が底をついたときに、一度見直せばいい。
家族を養いたいなら、
数年分、家族を養えるだけの貯金をして、
その数年間、チャレンジすればいい。
決めた年数を経過したときに、また今後について考えればいい。
『自分が一体、何にビビってるのか』
そこを定義せずに、恐れているだけでは、
一生、その不安から抜け出せない。
逆に、そこさえ定義できれば、
そのラインまでは安全圏だということ。
よっぽど気が楽になる。
同時に、
リスクを定義できれば、
『回避する方法』だって考えることができる。
マリオが隙間に落ちたら、いったんゲームオーバーだということは、
誰もが知ってる。
だから、隙間に落ちないようにジャンプする。
そんな当たり前の話。
何でゲームオーバーになるのかを知らなければ、怖くて前に進めない。
不安は、漠然とさせておくから広がっていく。
あなたのゲームオーバーはなんですか?